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『宝石商リチャード氏の謎鑑定』

辻村七子さんのライト文芸ノベルが原作の『宝石商リチャード氏の謎鑑定』というアニメの最終回(かと思っていたらまだ続きがあったんですね、すみません)を先程視聴しました(以下ネタバレがありますので、ご注意下さい)。

リチャードさんという絶世の美男子にして宝石商のお兄さんと、そのリチャードさんに雇われているアルバイトの正義(せいぎ)君が、お店にやって来るお客さんがその宝石を欲しがる理由を紐解いていくという物語です。

ジャンル的にはミステリーとなっていますが、ミステリー要素はそれ程強くないので、「真相の意外性にびっくりするのが好き」という私みたいなタイプの方には、正直やや物足りない気がしますね。

それでもここまで視聴してきたのは、リチャードさんと正義君がくっ付くのかどうか確かめたかったからです(きっぱり)。

この二人、お互いへの好感度が妙に高い上に、正義君がしょっちゅうリチャードさんの容姿を「綺麗」と褒めそやすので(別に口説いているつもりは全くなく、女子が可愛い物を見た時に「可愛い」と言う感覚に近いのでしょうが)、BLは嗜み程度にしか読まない私でも「あー、BLっぽいなあ。リチャードさんは女性の恋人がいたこともあるし、正義君も仲良くしてる女の子がいるけど、くっ付くのかなあ?」と気になってしまい、二人の関係が最終的にどうなるのか確かめずにはいられませんでした(笑)。

結果、リチャードさんと正義君はカップルにはならないようですが、彼等はやっぱりソウルメイトと言うか、性的指向に関係なく大事にしたい、幸せでいて欲しいと思っている人同士なんだろうなと納得した次第です。

肩どころか頭のてっぺんまでBL腐海の海に浸かっている女子の方にとっては「そうじゃないだろ!」なオチかも知れませんが、むしろそこは妄想で補うのでノープロブレムなのでしょうか?

腐女子さんの思考回路はどうにも理解し切れないところがありますし、この辺の匙加減の好みは人によるところが大きい気もしますが、個人的にはこれはこれでいい関係性なのではと思います。





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