日本のドラマにおける例外
佃社長(主人公です)役の阿部寛さんが好きなので、前のシリーズから何となく見始めたのですが、相変わらず波乱万丈で、とても面白いですね。
このシリーズでも信じていた人に予期せぬ形で裏切られたり、ロケット事業を行っていた取引先の大企業が事業の方針を転換するかも知れない状況になってきたりといろいろ大変そうですが、「宇宙から大地へ」ということで、佃さんが農業に活路を見出して頑張る姿にいつも元気をもらっています。
私は文系の人なので、機械のことはさっぱりなのですが、ドラマに出てくる技術者の皆さんの技術や志の高さは本当に凄いと思いますし、彼等が夢を語る姿にはいつも胸が熱くなります。
相変わらず下に見てくる取引先の大企業の人や目的のためには手段を選ばない悪徳弁護士にはイラッときますが、彼等に向かって啖呵を切る佃さんはとてもかっこいいですし、見ていて痛快な気分になりますね。
日本だと下請けの立場はとても弱いですが、外国だとそうでもないと聞いたので、日本でももっと対等な立場でビジネスができるようになればいいのになと思わずにはいられません。
まあ、外国の人って日本人基準で言うと仕事でも結構ルーズだったりするようなので、結果的に下請けが大手を振り回しているだけなのかも知れませんが。
仕事に関して几帳面なのはいいことだと思いますが、労働に対して妥当な額を支払われてなくてもきっちり仕事をこなす日本人のそういうところが、この国の歪みを大きくしている気がします。
「報酬に見合わない仕事はしない」、「要求に対して無理なものは無理とはっきり言う」の二つをみんなが実践できたら、この国の労働者の暮らしも随分上向くでしょうにね。
そんな風に何だか日本という国の在り方についていろいろと考えてしまったりもする、今日この頃なのでした。
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