籤よりも、弓を引こう
先日「大山阿夫利神社」でおみくじを引いたら、末吉だった佳景です。
年明けから『メダリスト』というアニメを見始めたのですが、とても面白いですね。
「BOW AND ARROW」という弓道物のようなタイトルなので、最初は「フィギュアスケート物なのに、何でこのタイトルなの?」と疑問に思ったのですが、いざ本編を見てみたら、飛べる方法を知っていても自分で飛ぶ訳ではないコーチと、飛べるポテンシャルはあっても飛び方を知らない選手、どちらが欠けても成り立たない関係性が暗示されていたとわかり、とてもいいタイトルだと思いました。
歌詞はコーチの目線で書かれているのだと思いますが、教え子が誰より速く、遠く、高く飛ぶことを祈るコーチの気持ちが、つがえた弓が速く、遠く、高く飛ぶことを祈る気持ちにあんなに綺麗に重なるなんて、あの歌を聞くまで全く気付かなかったので、「凄いセンスだなあ」と感心するばかりです。
一見全然関係なさそうなものを敢えて結び付けて詩を書くだけでなく、作品にぴったりに仕上げているところが流石ですね。
私には音楽的なことは全くわかりませんが、氷上の妖精が舞い踊るようなイントロに手拍子が入るところなど、フィギュアスケートの会場のイメージが浮かびましたし、全体的にフィギュアスケートらしい疾走感のある曲で、米津さんが本当にこの作品が好きな気持ちが伝わってきました。
「こんなに才能溢れる人が大好きな漫画って、どんな凄い漫画なんだろう」と興味が出てきたので、アニメ放送が終わったら、原作も読んでみようと思います。
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