『弱虫ペダル』
今年もよろしくお願い致します(ぺこり)。
渡辺航さんの同名漫画が原作なのですが、熱い展開が多くて面白いですね。
タダで秋葉原に行きたいがために往復九十kmの道のりを自転車で通っている内、いつの間にか凄い自転車乗りになっていた小野田坂道君というオタクの高校生男子が、ひょんなことから自転車のレース大会で上位入賞を果たすような実力者である今泉君という男の子に自転車勝負を挑まれたのをきっかけに、自転車の面白さに魅せられていく物語なのですが、身近な乗り物ながら意外と知らなかった自転車のことがいろいろとわかって興味深いです。
去年自転車(と言っても只のママチャリですが)を買い替えた際に、自転車屋さんでサドルの高さを調節してもらったら爪先が辛うじて付くくらいの高さで、「これくらいで丁度いい」と言われて腑に落ちないながらも、とりあえずそのままの高さにしてもらったのですが、『弱虫ペダル』を見て納得しました。
「サドルに座って、膝を伸ばして、踵がペダルに乗る高さ」は、脚の力を十分自転車に伝えることができるとのことで、その分楽に漕げるのですね。
サドルの高さが合っていないと、それだけで六十%もの力をロスすると言われているそうです。
いやー、新年早々勉強になりました。
ありがとう、『弱虫ペダル』。
坂道君達はロードレーサーという競技用の自転車に乗ってインターハイに出ていたりするのですが、ネットで軽く調べたところによると、実際のインターハイとはルールがかなり異なるようですね。
見せ場を作ったり、ストーリーを盛り上げたりする上で、脚色した方が面白くなるだろうという作者さんの判断なのでしょうが、リアルインターハイでは『弱虫ペダル』のようにチームで走らないらしいと知って衝撃を受けました。
作中だとチームに付いて行けなくなった仲間を置いて行かなければいけない時に、今生の別れのような悲痛な声で仲間の名前を呼ぶシーンがあって、あまりの悲しみように「おいおい、レースが終わればまた会えるだろ」と心の中でツッコミを入れつつ笑いそうになったりしていたのですが(笑)、「きっとあの子達にとっては、それくらい仲間を置いて行くのが辛いんだな」と解釈して納得していたのに、実際にはああいうことはないようです。
自転車乗りながらいきなり体型が変わったり、いつ吹くかわからない風に乗って加速したりするような、なかなか人間離れした選手もちらほらいますし、ルールが現実からかけ離れていたとしてもそれはそれでアリなのでしょうね。
まだアニメ二期の結末を見られていないので、今晩の放送を楽しみに待ちたいと思います。
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