射手座☆午後九時Don't be late
『マクロスF(フロンティア)』というアニメに登場するシェリル・ノームなる女の子が作中で歌っている曲のタイトルです。
何でも『マクロスF』のサウンドトラックは『新世紀エヴァンゲリオン』以来の売り上げを記録したそうで、この間某歌番組で2008年上半期に売れたCDシングルトップ50の中に、オープニングの「トライアングラー」と共にこの曲がランクインしているのを見てびっくりしました。
作品自体の人気はよくわかりませんが、高校の文芸同好会の同士の一人が『マクロスF』の背景(射撃場など)を描いているということだったので、応援しています。
ご存知ない方のために少し説明させて頂きますと、『マクロスF』というのはTV版『マクロス』シリーズ3作目となる、SFロボットアニメです。
いかにも「他のシリーズも見てるんだぜ」というような口ぶりで何ですが、私『マクロスF』しか見てませんので、詳しくはウィキペディア辺りを参照なさるのがいいでしょう(笑)。
ちなみに『マクロスF』は、戦闘機に乗っている主人公が元は歌舞伎をやっていたり、戦闘機で命がけで戦う主人公のバックで「私の彼はパイロット」(作中では伝説の歌らしいです(笑))などという力の抜ける歌が流れたり、トップアイドルが「あたしの歌を聞けー!」と叫んだり、ヒロインがほぼ毎回何かしらの歌を歌ったりしています。
個人的に一番気になるのは、歌舞伎の女形から戦闘機のパイロットにジョブチェンジした主人公ですね。
SFで歌舞伎などという単語を聞くとはという驚きもありましたが、一体何を思ってそんな極端過ぎる人生の進路変更をしようと思ったのか謎過ぎです(笑)。
あと私は狂言師の野村萬斎さんのファンで、歌舞伎より能楽派(歌舞伎見たことないんですが(笑))なので、どうせなら歌舞伎役者より能楽者にして欲しかったななどと、能楽協会の回し者みたいなことも思ったりしましたね。
『マクロスF』を見て伝統芸能に目覚める方はまずいないでしょうが(笑)。
ギャグなのかシリアスなのかよくわからない作風なので、好き嫌いが分かれるとは思いますが、初代マクロスシリーズで人類が交戦していた異星人と歌によって和解したという設定を笑って聞き流せる方なら、にこにこしながら見られるでしょう。
私は脱力しましたが(笑)、惨たらしかったり、深刻だったりする話は見ていると辛くなってしまったりするので、明るい気分でいたい時にはいいと思います。
どうしてもキャラクターに目が行ってしまうので、背景があまり目に入って来ないのですが、彼が描いたであろう背景を見た時には「おお!これが!」と思わず感動しました。
元美術部員の癖に一点透視も満足に描けない人間からすると、狂いのない背景を描ける人は最早尊敬に値しますね。
いつかキャラクターデザインを任されるくらい出世してくれることを祈っています。
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