忍者ブログ

『×××HOLiC』中毒

アニメ版『×××HOLiC』の第2期アニメ・『×××HOLiC 継』が終わってしまいましたね。

原作は『ツバサ』とリンクしていて、両方読んでいないとわからないところが出てきてしまうという仕様になっていますが、アニメでは『ツバサ』に登場する小狼(シャオラン)君やサクラちゃんを出さずに物語が展開していました。

よって構成にはかなり手が加えられていましたが、よくまとまっていたと思います。

最終回は外伝ということで、長らく続いた重苦しい雰囲気から一転して、あちこちに遊び心を感じさせる出来になっていました。

監督が『おおきく振りかぶって』を手掛けた水島努さんだったこともあって、街中の大画面テレビで『おおきく振りかぶって』の映像が流れていたり、第1期で登場したキャラクターが通行人として登場していたりと、小技が利いていましたね(笑)。

ゲストキャラの声が『サザエさん』の波平さんでお馴染みの永井一郎さんで、「大御所で締めたな」なんていう感心もしましたが、もう侑子さんがテレビで見られないのだと思うととても残念です。

侑子さんの声聞きたさに、ドラマCD付きの初回限定版『×××HOLiC』13巻も予約して買ってしまいました。

ドラマCDは『ひぐらしのなく頃に』の竜騎士07さんとのコラボレーションシナリオということで内容が気になり、聞くよりも先にまず付属のシナリオを読破しました。

「願いを叶えるミセ」を営む侑子さんのところに持ち込まれる依頼は、救いようのない悲しい結末になることが多いのですが、今回は悲しみの中にも一筋の救いがあって、今までの中で一番お気に入りな話でしたね。

ストーリーを決めた後、大部分を大川七瀬さんがお書きになったのか、互いに分担を決めてお書きになったのかはわかりませんが(前半四月一日(わたぬき)君とひまわりちゃんの台詞回しに少し違和感を覚えたので、何となく後者かなと思いましたが)、『×××HOLiC』らしさを損なっていなくて良かったです。

『ひぐらしのなく頃に』の古手梨花(ふるでりか)ちゃんが登場する意義はあまり感じませんでしたが(笑)、他の作家さんの作品とのコラボレーションというのはあまり見られるものではないので、珍しいものを見たと得したような気分になりました。

侑子さんの声がたくさん聞けたところも嬉しかったです。

大原さやかさんの声はいかにもミステリアスな美女っぽくていいですね。

第1期アニメの、侑子さんの不思議でちょっと怖い予告が大のお気に入りでした。

「あなたの願い、叶えましょう」の決め台詞が特に色っぽくて素敵でしたし。

第2期は出るキャラ総出演で次の回の台詞の羅列をするだけになってしまったので、個人的にはそこが少し残念でしたね。

本編での出番が増えたのは嬉しかったですが。

アニメは終わってしまってもまだ原作は続いているので(それとも雑誌の方ではもう終わっていたりするんでしょうか?)、楽しみに続きを待ちたいと思います。







PR