『ALTER EGO』
WiKipediaさんによると、「ALTER EGO」というのは別人格のことで、哲学においては他者の持つ自我という意味合いで使われるらしいですね。
今までやった性格診断だと、自分が自覚している自分と診断で下された自分自身にズレを感じることが結構あったのですが、このゲームの診断は「ああ、確かに自分にはそういうところがあるな」と毎回腑に落ちる感じだったので。
まあ、自分が自覚している自分が本当の自分とは限りませんし、自分が自覚していない自分を認識させることこそが性格診断の存在意義なのかも知れませんから、あまり当たっている気がしない結果の方が私にとっては有意義なのかも知れませんが、専門家の方はどのような見解を持たれるのでしょうか?
自分が当たっていると思う性格診断と、当たっていないと思う性格診断、どちらの方が優れていて、どちらの方がその人にとって有意義なのでしょう?
そんな今まで抱いたことのなかった疑問に気付かせてくれたというだけで、もうこのゲームをプレイしたことは、私にとって大変有意義なことだったと断言できます。
ちなみに私の診断結果は、「分裂、純粋なる親への反抗、安心の執着、自分中心な自己確立、裁判官、自分探し」でした。
診断のスペースからすると、まだ一つ診断が残っているようなのですが、残念ながらまだそこまで辿り着けてはいません。
このゲーム、所謂「放置ゲー」で、プレイをしていない間にもストーリーを進めるために必要なEGOの数値が溜まっていくのですが、バッドエンド二つを見た後にトゥルーエンドに辿り着くためには、かなりのEGOが必要なようです。
書物の文章が書かれた吹き出しをタップするとEGOを稼ぐことができるとはいえ、ストーリーがある程度進むと、タップしてもタップしてもなかなかストーリーを進めるのに十分なEGOが溜まらないんですよね。
勿論ゲームを楽に進めるための課金アイテムはあるのですが、何とこのゲーム、ガチャがないんですよ!
このゲームって前述の通り、登場人物が三人しかいませんから、たくさんのキャラを出してガチャでお客さんを釣るという手法は馴染まないのですが、楽に儲かる反面不健全と言わざるを得ない手法を敢えて取らずに、ゲームを楽に進めるための課金(かなり良心的な価格です)と他のゲームの広告収入だけで真っ当な収入を得ようというその姿勢にとても好感が持てました。
先日Yahoo!さんのニュースで『ALTER EGO』の製作者さんのインタビューを拝見した折、「お布施のつもりで課金したというお客さんが結構いて、有り難い」というようなお話をされていましたし、基本的にゲームに課金しない私もちょっと課金してみようかなと思っていたりします。
ここで「いいよ! オススメだよ!」と書くのも応援にはなると思いますが、現実問題売り上げがないと続けて行けないですしね。
実力的にも会社の姿勢的にも応援したくなるクリエイターさん達なので、是非これからも頑張ってもらいたいです。
前述の記事によると今年の一月で制作費が回収できる見込みだそうですが、微力ながら黒字化のお手伝いをしたいなと思います。
PR