映画館に私、参上!
同時上映は『電影版 獣拳戦隊 ゲキレンジャー ネイネイ! ホウホウ! 香港大決戦』と、『モモタロスのなつやすみ』。
Linnさんの中で、今特撮がとっても熱いのです。
周りは当然親子連ればかりだったのですが、意外とお客さんが少なかったので、あまり恥ずかしくはなかったですね。
『ゲキレンジャー』、『モモタロスのなつやすみ』、『仮面ライダー電王』という順に上映されたのですが、『ゲキレンジャー』は初っ端からかなり飛ばした展開で、いきなりバトルしてました。
完璧に置いて行かれた私は、目が点になりましたよ、ええ(笑)。
しかも開始五分も経たない内に、敵のワープ装置みたいなもので日本から香港に強制転送される始末。
何でも「乾坤一擲武術会」とやらに参加してもらうために、ヤンという人がわざわざ日本から主人公達や世界各国の格闘家を呼び寄せたそうなのですが、これってあれですよね。
某有名漫画でお馴染みの「天下一武闘会」(笑)。
あっちは賞金が出ますが、「乾坤一擲武術会」の優勝者に与えられるのは「栄誉と名声」のみ。
実際にはもう少し違う言葉が使われていたかも知れませんが、とにかく優勝しても賞金や物品の類は一切出ないということです。
何てケチな主催者でしょうか(笑)。
でも何故か皆さんやる気満々で、主人公達も意に反して勝手に連れて来られたことを怒るでもなく、そんなことができることにびっくりするでもなく、「面白そう」の一言で、あっさり参加を決めてました。
ちなみに、ヤンさんの目的は格闘家の戦いを観戦することではなくて、集めた武道家の“気”を吸い取って、そのエネルギーで世界征服をすることだったそうで、主人公達は日頃敵対している理央さんというお兄さん達と協力してヤンさんに立ち向かいます。
その理央さんがLinnさんは大変お気に入りで、観終った後頻りに「かっこいい!」という言葉を連発していました。
「敵だけどかっこいいなんて、お前はセフィロスか!」とも言っていましたね(笑)。
我が家でもセフィロスはかっこいい人で通っていて、誰一人彼を「イカ(『FFⅦ』の最終決戦で、下半身が巨大な二枚の白い羽になったセフィロスは、遠くから見ると羽ではなくイカの足を生やしているようでした(笑)。その姿にショックを受けて、「いやー!何でこんな姿になっちゃったの!?セフィロス!」とテレビの前で叫んだことを、今でもはっきり覚えています(笑))」とか「マザコン野郎」などとは言ったりしません。
クラウドは散々「ヘタレ」だと貶しまくるのに、何でしょうかこの差は(涙)。
って、話が逸れましたね。
これからご覧になる方のために結末は内緒にしておきますが、突っ込みどころが満載ですごいことになってました(笑)。
次の『モモタロスのなつやすみ』は、『仮面ライダー電王』に出てくるモモタロスというカナヅチ君が、泳げるようになろうと試行錯誤をするという短いお話だったのですが、ミニキャラなのに顔が赤い般若みたいな怖い顔で、そのミスマッチぶりが何ともおかしかったです(笑)。
最後に「これから仮面ライダー電王が始まるよー」みたいなメッセージが入ったのですが、その時に観客の子供さんから「がんばれー!」という声援が飛んで、とっても可愛かったですね。
さて、その『仮面ライダー電王』は、史上最年少ライダーの電王と史上最年長ライダーのガオウの戦いでした。
ガオウの目的は全ての時間を支配できるという神の列車(創ったのは超古代の人達だそうです。超古代人に電車が創れる訳はないだろうと思いますが、そこはまあ二次元世界でよくあるロストテクノロジーということなのでしょうから、この際置いておくとしましょう。ですがこの先の設定がまたよくわからなくて、創った人達はその列車のあまりの力に恐れを為して、一回も走らせなかったそうなんですよ。電車と言うからには走って初めてその性能がわかる筈ですが、走りもしないでどうやって自分達が創ったものがとんでもないものだと知ったのか、謎は尽きません(笑))を使って、時間を壊すことが目的だったのですが、
あれは絶対「若さへの僻み」(by Linnさん)でしょうね(笑)。
頻りに「時間なんて、時間なんて」と繰り返すガオウを、「史上最年長ライダーだもんね」と憐れんでしまったのは私だけでしょうか(笑)。
こちらも『ゲキレンジャー』同様に突っ込みどころがいろいろとありましたが、ラストがあまりに感動的だったので、思わず泣きました。
でも涙を流しながら、心の中で「電車が道路の上を走っているという異常事態を笑って見ているこの人達って、明らかにおかしい」と思っていた私。
おかげで素直には感動できず、その時の私の心情を端的に表すと、
「ちくしょう!泣けるぜ!」
という感じでした(笑)。
特撮三本立ては、いろんな意味で面白かったです。
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