動いて喋って音がする
何の話かと言うと、アニメーションの話です。
竜騎士07さんの『ひぐらしのなく頃に』PC版をプレイしても手足が震えただけで夜はぐっすり眠れた私ですが、アニメ版を見た時には悪夢に魘されました。
夢の最後の方で地下に伸びた滑り台か何かを滑り降りて行くと、何故か下にいた魅音(みおん)ちゃん(頭から血を流していました)が五寸釘と金槌を手に私を見上げてにやっと笑い、「うわーっ!」と思ったところで目が覚めました。
あのまま続きを見ていたらどうなっていたことか……夢とはいえ恐ろしいです。
他にもおぞましいまでに戦争の描写が凄い某映画を見たその日に電子レンジの中で生首がケタケタ笑いながら回っているという夢を見たり、どうやら視覚と聴覚に恐ろしい刺激を与えられるのが駄目なようですね。
数少ない例外は、『Xenosaga EPISODE 1』でアルベドさん役の山寺宏一さんが披露なさった素晴らしい狂気の笑い声くらいです。
今までどんな狂気の笑い声を聞いても、どこかに演技ならではの冷静さを感じて怖いと思ったことがなかった私ですが、あれは思わずぞっとしました。
が、別に夢の中にアルベドさんが出てきて狂気の笑い声を響かせながら、腕を切り落としたり、首を切り落としたりはしませんでしたね。
あまりに印象が強過ぎて、魂の奥底までその存在が刻み付けられた気がしますが(笑)。
彼を演じられた山寺さんは声幅も広く、演技力も声優さんの中で随一だと思います。
アニメやゲームは声優さんの声や効果音や映像など、様々な方面から世界観を表現できるので、ひどく羨ましいですね。
逆に言うとそれら全部を使って表現しなければならないことが多いので、きっと皆さん文字通り命を燃やして頑張っているのでしょうが(笑)、ああいう媒体だからこそ表現できるものもあると思うので、ついついいいなあと思ってしまいます。
小説だから書けるものもたくさんありますが、小説は全部字だけで表現しないといけない上に、書かなければわからないので、その難しさに直面する度に「せめて漫画家を目指せば良かった!」と後悔したりしているので(笑)。
特にファンタジーの書き出しにはいつも苦労させられていて、設定を出すタイミングや情報量の匙加減を模索している最中です。
「だったらファンタジー書かなきゃいいだけのことだろう」とも思うのですが、現代ものでは300枚も間が持たせられないので(笑)、長編ものに挑む時はいつもファンタジックな世界観のものにしてしまいますね。
安易な方に逃げているのか困難に果敢に挑みかかっているのかよくわかりませんが、何とか250枚くらいまできて、もうすぐ佳境かなというところなので、とりあえずこの一作はちゃんと書き上げようと思います。
では。
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