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私って、台詞に文学作品を引用する作品が好みなようです

あさのあつこさんの『NO.6』。

物凄く簡単に言ってしまうと、ナチスドイツも真っ青な非道ぶりを発揮する『NO.6』という都市に対して、少年達が戦いを挑むというお話です。
児童文学ですが、大人が読んでも十分面白く、考えさせられますね。

世界の歪さを描くには、時として惨たらしく殺されてしまう人を描くことも必要なのでしょうが、児童書という名目で逃げずに、真っ向から挑んだ点には感心しました。

でも最新刊では特殊設定のキャラクターの存在が語られたことで御伽噺的な感じが強くなり、残虐性が若干薄まってしまった感があります。

少し残念です。

さて、その『NO.6』ですが、NovelのOtherに置いてあるお題小説の続きが一応上がりました。

前回は聖書ネタで、今回は北欧神話です。

毎回毎回本ばっかりで何ですが、原作が章の始めや本編中に文学作品を引用していたりするので、ついつい本絡みの話ばかり書いてしまいます。

基本的に原作を重視したいと思っていますしね。

話は変わりますが、今回お題にチャレンジするに当たってお題配布サイトさんを巡ってみたところ、ある発見がありました。

何故か示し合わせたように、感情や雰囲気に関するお題が多いんですね。

「切ないで10のお題」とか「ほのぼので5つのお題」とか、あまりにも多過ぎて書く気が失せたので、敢えてそういうものは外して、「哲学者から学ぶ10のお題」に決めました。

同じ理由で、『妖怪アパートの幽雅な日常』は「教えを仰ぐ者達の立場で5つのお題」に挑みます。

ひねくれ者な私です(笑)。

意味不明な造語のお題や、ALI PROJECTさんの歌のタイトルのお題にしようかとも思ったのですが、原作の雰囲気からあまりにもかけ離れたものになってしまいそうだったのでやめました。

話を思い付きそうにないと思ったのも、その一因ですが。

頭固くてすみません(笑)。

コンプリートできるかはわかりませんが、とにかく頑張りたいと思います。







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