懐かしく思いながらバトンキャッチ
「夢の音」の香苗さんからバトンを頂きました。
「一次創作バトン」だそうです。
バトンを回されるなんて久々ですねえ。
ありがとうございます。
では早速行ってみましょう。
ちょっとカウントはしていませんが、小学校の時に自由研究で作った折り紙創作絵本まで含めても30個ないと思います。
高校の文芸同好会の時には短編を結構書いていましたが、近年は時間のかかる中・長編ばかり書いていますし。
2.今現在進行形で作っているストーリーの内容
とりあえず魔王が出てくるファンタジー(タイトル未定)
ある人間の女の子が魔王に拾われて、魔王の城で暮らすことになるというお話です。
「M/K/L F/A/C/T/O/R/Y」のL/i/n/n/1/0/7さんのBBS(Character)への書き込みを見ていてひらめきました。
現代日本に住む人がいきなり異世界に放り出される話は結構ありますが、異世界人が同じ世界の全く違う文化圏でカルチャーショックを起こすのはあまり見たことがなかったので(笑)。
150枚まで書いてほったらかしていましたが、どうもしっくりこなかった主人公他数名のキャラクターや設定を一部変えて再び書き直しています。
幸い半分くらいは魔王の手下が会議をしていたりして、主人公等設定が変わった人が出てこないシーンですし、物語の大筋には全く支障がない変更なので。
神と魔王の手下の民族対立みたいなものを書く予定ですが、人間である主人公にはあまり関係がなかったりするので、テーマはもっと別な所にあったりするという話です。
一応首は突っ込みますが。
他にももわもわっとしたものがいくつかあるのですが、ここに書ける程ではないので伏せておきます。
3.一番影響受けてるなあ、と思う創作物(漫画、小説、映画、音楽、その他等)
1.『Xenosaga EPISODE1 Der Wille zur Macht 』(PS2用ソフト)です。
シリーズ3部作の第1作目で、伏線を張り倒しただけという感は否めませんが、あの知的で詩的な台詞回しと重厚な世界観が大好きですね。
グノーシスという虚数体のモンスターをヒルベルトエフェクトというシステムで実数領域に固着して戦うところなど、「これがあったら魔王も多少は苦戦したりするかなあ」と興味深く拝見させて頂きました。
観念的なものを描いているところもいいですね。
京極夏彦さんや奈須きのこさんが好きなので。
キャラクターも魅力的で、特にアンドロイドのKOS-MOSさんがお気に入りです。
強くて可愛い上に「傷みは、私を満たしてくれますか?」の台詞がトドメでした。
いかにもアンドロイドらしい無機質な声で喋るのですが、そこがまた好きで、あまりにも好き過ぎて高校時代からのお友達である柊さんに「魔王の口調がちょっと変わった」と言われました。
ので、できるだけ前に戻して書くように努めています。
2.「ALI PROJECT」さんです。
あの過激で毒々しい(笑)歌詞をよく参考にさせてもらっています。
「これ、漢字検定何級?」と思わず首を傾げたくなる程難易度の高い漢字を使った言葉が並んでいることが多いので、「日本語にはこんな言葉があったのか」と勉強になります。
特に魔王が幅を利かせるお話では、歌詞とにらめっこする毎日です。
NovelのFantasyに置いてある『恋に似ていた』第2弾も、ALI PROJECTさんのおかげで何とか書き切ることができました。
3.野梨原花南さんです。
コバルト文庫等で活躍していらっしゃる作家さんですね。
この方の『ちょー』シリーズが好きで、呪文とか書くとかなり影響を受けていると思います。
しかも作中に登場するバロックヒートという狼っぽい姿をした魔術の宰は魔王のモデルになりました(訳あって途中から少年の姿になりますが)。
別にバロックヒートが大好きという訳ではなかったのですが、人間とは違う尺度や立ち位置で存在しているその在り方に心惹かれたんですね。
ちなみにバロックヒートの名誉のために言っておきますが、彼は魔王より随分人当たりが良くて朗らかな性格です(笑)。
あまりにもキャラが違い過ぎて、柊さんには「言われないとわからない」と言われました。
言わなくてもバレバレな程バロックヒートじゃ困るんですけど(笑)。
4.宮部みゆきさんです。
今まで読んだ小説の中で、この方の書く人間が一番生き生きと感じられるので。
とにかくエピソードの作り方がお上手なので、見習いたいものだと思いますが、なかなか理想には追い付けない私です。
とりあえず宮部さんの小説を真似て『Cactus』に載せたセフィロス小説の心理描写を書いてみたら、妹に「文章が随分良くなった」と言われたので、もしかしたら多少文章が似ていたりするかも知れません。
5.CLAMPさんです。
だったらもうちょっとどんでん返しがあるストーリーになっても良さそうなものですが、全然ないですね(笑)。
しかし『×××HOLiC』の侑子さんの魔王への影響力は相当なものではないかと思います。
おかげでNovelのScience Fictionで侑子さんみたいなことをしていますが、長らく途中で止まってますね。
すみません。
4.個人的にお気に入りな創作キャラ5名(キャラ名、作品タイトル、簡単な説明(世界観とか容姿とか))
1.魔王(名前はなし)です。
『捧ぐ歌』、『恋に似ていた』等、城に置いてある作品の大半に出てます。
私の作品の中で神と並んで最強です。
外見年齢は25歳程度ですが、全世界一の年寄りです。
男の姿をしていますが、性別も生殖能力もない虚数領域の存在です。
背中に蝙蝠のような大きな羽が二枚あります。
妖艶系の美人で、お色気担当です。
頭のてっぺんから爪の先まで真っ黒の黒ずくめです。
気まぐれで、我儘で、プライドが高く、ちょっぴりお茶目です。
どうぞ可愛がってやって下さい。
2.藤篠 閑(ふじしの しずか)君です。
『夏の痛み』に出てます。
年齢は16か17だったと思います。
現役高校生で、華奢な和風美少年です。
生まれつき無痛症で、痛みを感じません。
そのことで人知れず苦悩していたりします。
名前の通り物静かな性格ですが、キレると怖いです。
私の手を離れて勝手に動いた唯一のキャラクターです。
もう1人だけお気に入りの人がいるのですが、城に置いていない作品なのでここまでにしておきます。
基本的に自分のキャラクターに愛が持てない上に、愛情の配分が極端な私です(笑)。
5.バトンをまわす人たち(何人でも)
どなたか欲しいという方もらってやって下さい。
こうして改めて見ると、私ってやっぱり観念的な事象を描いた話が好きなんですねえ。
一時期はやたらアカデミックな題材の話ばかり書いていたものですが、筆力が足りない上にあまりライトノベルっぽくないので、最近は控えめにしています。
とりあえず書くだけ書いて満足しましたし。
ですが『捧ぐ歌』で神と人間の物語とか書いている辺り、やっぱり抜け切れていないのかなあと思ったり。
これも個性と思えばいいのか、もっとライトにさらっと読める方向へシフトするべきなのか、今でもよくわからずにふらふらしています。
とりあえず今書いているのはあまり重くない話ですが、これからどうなるかは自分でも全くわかりません。
書きながら考えようと思います。
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