「文学フリマ」に行って来ました
会場が秋葉原だったので、せっかくだからと池袋の乙女ロードに寄り道してDVDとCDと同人誌をお買い上げしました。
某お店のポイントが1000点の大台に乗り、またあるお店ではスタンプカードがいっぱいになりました。
さようなら、さすらいのお金さん。
またどこかで会いましょう(ほろり)。
一昨日服やらブーツやらを買い込んでしまった後にやってきたあまりにも早過ぎる再びの別れに、蝶のお財布も名残惜しそうでしたねえ。
新しいブーツがちょっと長めで、デザイン的にズボンと一緒に履くのが無理そうだったので、「こういう格好ができるのも今の内だけだよ!」と「M/K/L F/A/C/T/O/R/Y」のLinn107さんに言われたことを思い出し、思い切ってショートパンツにニーソックスという格好で池袋や秋葉原を闊歩してきました。
しかも妹のリクエストで黒いレースに黒いリボンがひらひら付いたニーソックスにしたので、秋葉原の街を誰に恥じることなく駆け抜けていた『らき☆すた』や『マクロスF』のイタ車に引けを取らないイタさだったと思います(笑)。
ですが、もう城からしてこれなので、気にしないことにしました。
私はどうも小説以外のものを自分の言葉で書くということが基本的に苦手で(Essayは特に目的なく適当に書けるのでまだいいのですが)、注意書きや作品の紹介文といったものになるともう何を書けばいいのか皆目わからなくなってしまうものですから、代わりに魔王に喋ってもらう方が楽なんです。
しかも「魔王書きたいのに、今書いてる作品に魔王が出なーい!」という時にフラストレーションを緩和できたりと、都合がいいことが多いので、今のところ変える予定はないですが、付いて来られない方は山のようにいらっしゃることだろうと思います(笑)。
いろいろお見苦しくてすみません(殴)。
ところでふと疑問に思ったのですが、穿いているのがミニスカートでなくてもニーソックスとの間の領域を「絶対領域」と言うものなのでしょうか?
そもそもどうしてあの領域を「絶対領域」と呼ぶのかが謎です。
「絶対(的に可愛い)領域」というような意味合いなのでしょうか?
実に重要度の低い疑問ではありますが、何となく気になっていますので、どなたかおわかりになる方、教えて頂けると嬉しいです。
さて、池袋の後は生まれて初めて秋葉原に足を踏み入れたのですが、何だか天外魔境に迷い込んだような気分になりました(笑)。
改札を出ようとしたら入れ違いに入ってきたのがほぼ100%男の方だったり、でっかいでじこちゃんがビルの上で微笑んでいたり、メイドさんが当たり前のように道端でチラシを配っていたり、なかなか余所では見られないような光景をいろいろと目にしましたね。
通行人の80%くらいは男性だったので、ちょっと居心地の悪い思いをしながら「文学フリマ」の会場入りしました。
なかなか大きなイベントのようで、サークル参加者さんと一般参加者さんを合わせて1200人以上を動員したそうです。
1階と2階にブースが分かれていたのですが、2階は特に人気があるサークルさんを集めていたようで、凄い人込みでした。
「東浩紀のゼロアカ道場」と題した批評家選考&育成プログラムを勝ち抜いた1人に初版1万部のデビューが約束されるという企画で、いくつかのサークルさんが売り上げ合戦をしていたようで、かなり活気がありましたね。
この東浩紀さんという方、かなり有名な批評家さんのようで、今回『kefir(ケフィア)』という同人誌に1ページ漫画を載せたNITAさんも東さんのファンだそうです。
私は批評とか全く読まない人なので、NITAさんに教えてもらうまで東さんのお名前すら存じ上げず、「批評家ってどうやってなるんだろうねえ。資格が要る訳でもないだろうし」と弟と言い合っていたくらいの人なのですが、売り切れ寸前で辛うじてゲットした『kefir』を読んで評論の面白さが少しでもわかればいいなあと思います。
今まで欠片も興味がなかったという事実からして、結局わからないような気もしますが(笑)。
ちなみに香苗さんと橘さんの「群青庵」さんのスペースは1階で、また長々とお話させて頂いてしまいました。
「この泥棒ネコー!」が出てくる小説を書こうと言い出した当の橘さんがその発言をすっかり忘れていたと聞いて、ちょっと衝撃を受けました(笑)。
どうやら橘さんは書かないおつもりのようでしたが、その場で3人で「この泥棒ネコー!」小説を書こうということに改めてなったので、できるだけ早くに原稿を上げたいと思います。
そう言えばお話させて頂いて一つびっくりしたことがあったのですが、何と香苗さんも絵を描かれるのだそうです。
小説を書いてらっしゃる方って、意外と絵をお描きになる方が多いんですねえ。
私も一応描きますが、未だに体がまともに描けないです。
現在Entrance Hallにいる魔王とか描きたいポーズを取っていた漫画の1コマを模写してますし、そういうものが見付からなかったり探すのが面倒だったりすると適当に描くので、「ああああああ」な気の毒な人達がたくさん出てますね(笑)。
今城にある絵はEntrance Hallのお出迎え魔王と裸で羽を広げている魔王以外は、構図等自分で考えたものばかりだと記憶していますが、おかげで全身を描いた絵ってほとんどありません。
お手本を参考に多少マシな体が描けても、重心が描けませんしね。
可能ならもう全部生首にしてしまいたいところです。
頭を描くのだけはあまり苦にならないので(笑)。
そんな私と違って香苗さんは絵がお上手というお話なので、イラストの部屋を作って欲しいですね!
是非とも見てみたいです。
ゲットした橘さんの個人誌にもきちんと目を通して、後日また感想をお送りしたいと思います。
お2人共、性懲りもなくまただらだらとお邪魔した私のお相手をして下さって、本当にありがとうございました。
しかもイベントに出る時は隣にというお誘いまで頂いてとても嬉しいです。
が、肝心の本に載せるストーリーが星雲状だったりするので、そもそも書き出せないという困った状況に陥っていて、いつ作品ができるのか見通しが立っていません。
書きかけの応募原稿もありますし、どれから書こうかなあと思案中です。
以前言っていたゲームも作りたいなーと思っているので、この辺で本格的に取り掛かりたいのですが、暫くかかるかも知れません。
気長にお待ち頂けると嬉しいです。
さて、会場を後にした後、せっかくだからと男装の麗人喫茶「QUEEN DOLCE」さんに行って来ました。
最初は執事喫茶に行こうかと思ったのですが、秋葉原にあった執事喫茶はとうに閉店してしまったようですし、私は基本的に男性が苦手な上に、『コードギアス―反逆のルルーシュー』で颯爽と巨大ロボットを乗りこなしていた男装の麗人・コーネリアさんを「お姉様!」と呼んでしまうくらい男装の麗人好きなので、寧ろ男装の麗人喫茶の方が好みだなと思いまして。
一人では心細いので「文学フリマ」に来る予定だったNITAさんを誘おうかと思ったのですが、連絡が来なかったので(喫茶店の中で連絡が来たので、連絡を入れてくれと言ったこと自体を忘れていた訳ではないようですが)、やむなく1人で行って来ました。
何だかあまりにお店の中が暗いので、思わず入るのを躊躇してしまったのですが、思い切って入ってみたところお客さんは全員男性で、カウンター席をほぼ占領していました。
「テーブル席(チャージ料500円かかるそうです)とカウンター席どちらになさいますか?」と訊かれて、迷わずテーブル席を選んだ私です。
私が行った時は男の方ばかりでしたが、何でもお客さんの男女比は6対4くらいだそうで、日や時間帯によってはお客さんが女性しかいない時もあるとのこと。
常連さんが多いようで、お店のスタッフさんとだけでなく、常連さん同士で仲良くなるということも多いそうです。
ちなみに正確に言うとこちらのお店は「喫茶店」ではなく「カフェ兼バー」で、男装の麗人バーテンダーさんお手製カクテルも飲めます。
男装の麗人がバーテンダーさん兼ウエイターさんをしてくれるだけかと思いきや、いろいろ話し掛けてきてもくれて、「ホストクラブってこういう感じなのかなあ」と思いました。
こちらのお店は執事さんのような堅苦しい感じではなく、もうちょっと砕けた感じを売りにしているそうで、「何か聞きたいことはない?」と訊かれて、「どうしてこのお店で働こうと思ったんですか?」と尋ねたら「面接か!」と突っ込まれるくらいにフレンドリーです(笑)。
いやあ、なかなかこういう職種の方とお話する機会がないもので、小説の参考になるかもとリサーチモードに入っちゃったんですよねえ。
他にもいくつか質問に答えて頂いて、何だか新しいキャラクターが生まれそうな予感です。
ありがとうございました。
途中で少し雨に降られたりはしましたが、幸いすぐに止んでくれましたし、いろいろ貴重な体験ができた面白い1日でしたね。
そして今日一日で読む物がまた二冊も増えました。
読んでいない学術書や小説がまだ結構あるんですが、こうやって新しく読む物を増やしてしまうのでなかなかそちらまで手が回りません。
まあ、急いで読まなければならない訳でもないので、地道に読んで行こうと思います。