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PHYCHO-PASS

今期は『ALDNOAH.ZERO-アルドノア・ゼロ-』同様、虚淵玄(うろぶちげん)さんが脚本を担当されている『PHYCHO-PASS』が放送されていますね。

2期も10月から放送されるそうですが、今放送されているのは1期の新編集版ということで、放送当時を思い出しながら懐かしく見ています(以下ネタバレご注意下さい)。


シビュラと呼ばれるシステムが人間の心理状態や性格傾向を計測し、その計測値である「PHYCHO-PASS」によって人間の人生を決めていく未来社会で犯罪者達に立ち向かう公安局の皆さんを描いた物語なのですが、設定は結構面白いのに今一つ突き抜け切れなかった感があって、虚淵さんが手掛けられた作品にしては凡庸な印象でしたね。

物語の鍵を握るシビュラシステムの正体が、実は犯罪者の脳の寄せ集めでできた邪悪な存在とか、仲間の1人が自らも犯罪者となる覚悟で凶悪な犯罪者と対決するべくみんなの元を去っていくとか、どこかで見たような展開でしたし。

最後にシビュラシステムを破壊して新たな秩序の創造へ踏み出してくれればまだ爽快感もあったと思うのですが、そういうこともなく物語が終わってしまい、どうにもすっきりしない感じだったのが残念だったので、2期ではその辺の決着もしっかり着けて欲しいところです。

犯罪者を手に掛けて消息不明になり、シビュラの監視の目が届きにくい状況になっているであろうお兄さんが約1名いるので、彼が活躍してくれれば何とかなるのではと思いますが、そもそも彼はシビュラの正体を知らないんですよね……。

正体を知っている人間はヒロインだけなので、彼女が何とかして彼と連絡を取るか、彼が自力で真相を知るかしないとシステム破壊展開にはならなそうですが、まさか2期でもあのシステムは放置されるのでしょうか?

いろいろどうかと思うシステムなので、個人的には是非とも破壊して欲しいところなのですが。





それはさておき、冒頭でさらっと触れた『ALDNOAH.ZERO』ですが、2話目で随分面白くなって来ました。

何せ火星のロボットの性能が圧倒的過ぎて、「どうするんだこれ!?」状態なので(笑)。

説明がまだないので、はっきりしたことはわかりませんが、どうやら物理攻撃はほぼ無効化できるようです。

しかも接触した物質ががしがし削られていくという凄さ。

機体に敵ロボットの腕がめり込んだりしても大丈夫なところを見ると、部分的に機体を虚数化できるのかなと思いましたが、物質を削っていることを鑑みれば、寧ろどこかに転送しているのかも知れません。

トンネルの前で追撃を断念したところを見ると、無限にその能力を使える訳ではないようですが、制約がかかっているのが時間か物質量かで対処が随分変わってきますね。

前者なら持久戦、後者ならひたすら大きな物を投げ付けてリミット上限まで粘れば勝機があるんじゃないかなと思いますが、軍用車両の上に乗っかったロボットが重くてスピードが出せない状況で敵の追撃を受けている時に、敢えてブレーキを踏んで追い付いてきた敵に機体の一部を消させて重さを減らすように促し、見事逃げ切った切れ者の主人公君はどのように敵ロボットに立ち向かうのでしょうか?

ロボットに乗っていない時点でここまで楽しませてくれると、彼がロボットに乗ったらどれだけ面白くなるのだろうと、期待が高まりまくりです。

おかげで、続きがとっても気になる今日この頃なのでした。
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