愛すべきお馬鹿さん達
FFシリーズにギルガメッシュという人がいるということは風の噂に聞いていましたが、『DISSIDIA 012 FINAL FANTASY』をプレイしてやっとどういう人かわかりました。
ああいう人だったんですね(笑)。
顔に赤いメイク(刺青ですか?)を施していてずんぐりむっくり体型なので、最初見た時はダルマをモチーフにしているのかと思いましたが、歌舞伎役者ばりに見栄を切るシーンでやっとモチーフが歌舞伎役者らしいと気付きました(遅)。
しかしせっかく決めた見栄も、全体重が掛かる片足がふらふらしていたおかげで台無しでしたけどね!
必殺技発動可能モードに移行する際、高らかに「ギルガメッシュチェーンジ!!」と叫んでみたり、見ていて飽きない面白い人です。
尊大に振る舞っている割に小心者で可愛いですし、去り際に「失礼」と断りを入れたりする意外に紳士なところも素敵ですね。
退場時の台詞が「あーれー」だったのがトドメでした(笑)。
FFシリーズのお馬鹿さんと言えば、私にとっては『FFVIII』のラグナさんが馴染み深いのですが、今回『012』に参戦してくれて嬉しかったです。
確か『FFVIII』本編で、「あんた、何か無茶苦茶だけど、凄くいい!」というような褒められているのか貶されているのかよくわからない人物評価を得ていたと記憶していますが、彼は一言で言うとそういう人ですね。
仲間を崖から突き落としておいて「お前らよくこんな所から飛ぶよなあ」と言ってのけたり、やたら人望があって一介の兵士から大統領になってしまったりするような人です。
元々はジャーナリスト志望という設定だったと思うのですが、あの人その割に漢字が読めません(笑)。
『012』で「種子島」を「しゅしとう」、「見聞」を「みきき」と読んでいた彼には、是非とも漢字練習帳をダース単位でプレゼントしたいです。
プロフィールには「ジャーナリストに不可欠な真実を見抜く目」を持っていると書かれていた気がするので、後は勉強さえすれば立派にジャーナリストが務まるのではないでしょうか。
「勉強はできても馬鹿」だとなかなか厳しいものがありますが、「勉強はできないけど賢い」タイプなら努力次第でいくらでも伸びそうな気がします。
なお余談ですが、ラグナさんはギルガメッシュさんの100倍くらい美形ですよ。
同じお馬鹿さんキャラでも、見た目も方向性も随分違うお2人でした。