副長だけじゃなくてみんな鬼
『薄桜鬼(はくおうき)』というアニメが放送開始となりました。
俗に言うところの乙女ゲーム(女性主人公を操作して男性達との恋愛を楽しむゲーム)が原作だそうですね。
乙女ゲーというのはこれまで全くプレイしたことがないのですが、その一因が『金色のコルダ』や『遥かなる時空の中で』のアニメを見て「合わないな」と思ったからです。
私は基本的にストーリーを楽しむためにプレイするというスタンスなのに、どうにもストーリーを楽しんで追いかける感じではなかったんですよねえ……。
勿論アニメとゲームでは尺の問題などでいろいろと違いがあることでしょうが、それを考えても原作をプレイしたいと思う程の魅力は感じられませんでした。
おまけにキャラクターにきゃーきゃー言うどころか透けて見えるあざとさに興醒めし、リップサービスで鳥肌を立てたり爆笑したりしてしまう人なので、とても無理です。
「擬似恋愛を楽しむ」のではなく「笑わせてもらう」ためにプレイするのはアリかも知れませんが(笑)。
私、生まれてこの方架空の男性との恋愛を楽しんだことがありませんし、そういうことに興味がないんですよね。
だから大好きな『FFⅦ』のクラウドが女性と暮らしていても全然平気です。
もし彼が結婚することにでもなったら、拍手して祝福してあげようと思います。
私はただ彼を眺めているのが好きなのであって、恋愛感情的なものは全く持ち合わせていないので。
そんな感じで乙女ゲーは駄目なのですが、『AIR』とか『CLANNAD』のようなギャルゲー(『乙女ゲー』の反対で男性主人公の恋愛を楽しむゲーム)原作のアニメなら結構楽しんで見てました。
ツッコミどころはいろいろありましたが、「泣き」の要素があって結構好きです。
こういう+αの要素で楽しませてくれるものがあるといいのですが、乙女ゲーにその手のものはあまりないのかなという印象です。
『薄桜鬼』は身も蓋もなく一言で言うと、「新撰組の皆さんが吸血鬼」というファンタジックなお話のようなので、ちょっと期待していますが。
新撰組と吸血鬼という組み合わせはこれまで見たことがありませんからね。
近藤さんや土方さんといった御馴染みの有名人がたくさん出てくることですし、基本的には史実に乗っかってストーリーが進むことになるのだろうと思いますが、ファンタジー要素がどう絡んでいくのか気になるところです。
ツッコミどころはいろいろありそうですが(笑)、まずは見続けてみようと思います。