一話一笑
坂本君という完全無欠の高校生男子の無駄にスタイリッシュでクールな学園生活をコメディタッチで描いた作品なのですが、その予想の斜め上を行くギャグに毎回最低一回は笑わせてもらってますね(笑)。
声が『ルパン三世』の次元大介でお馴染みの小林清志さんだったので、「あの次元がこんなおかしい台詞を言ってる!」と余計に可笑しかったです。
この作品、ツッコミ役がほぼいないので、坂本君がどんなに人間離れした超能力レベルの能力を発揮しようが、感心するばかりで誰もそれを変だと思わないところが面白いですね。
この間、やっと坂本君に心の中でツッコミを入れてくれる先生が出てきましたが、保健体育の授業中にご飯を食べようとしていた坂本君を見て「保健の授業をおかずにライスを食べるつもりか! 何たる食べ合わせ! 何たる背徳行為!」と驚愕していたりして、「いやいや、何だその発想! 授業中にそんなこと考えてるあんたの方がよっぽど背徳的だよ!」と思わずツッコミを入れたくなるツッコミの数々に笑わせてもらいました。
原作者さん、着眼点が個性的ですね。
こういう視聴者の代弁になっていない、ずれたツッコミって描くのが結構難しそうですが、ちゃんと面白く描けている辺り、いいセンスだと思います。
私には逆立ちしても出て来ない数々の発想には、本当に驚かされてばかりで、このセンス欲しいなあと思わずにはいられません。
私はコミカルなシーンを書くのが苦手なので、勉強させてもらうつもりでこれからも楽しく拝見しようと思います。
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