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ダークヒーロー書いてる場合じゃない

最近のアニメはロボット物が面白くて、『シドニアの騎士』が私の中で激熱いです(以下ネタバレご注意下さい)。

1話冒頭から主人公が米泥棒で捕まるというお世辞にもかっこいいとは言えない展開に呆気に取られ、「えーと・・・これ面白いのかな。斬新と言えば斬新だけど」と思いながらもとりあえず見続けていたら、4話で見事に大化けしてくれました。

ガウナと呼ばれる宇宙怪獣的な存在に太陽系を破壊され、生き残った人類の一部はシドニアと呼ばれる巨大な移民船に乗り込み、ガウナを退けながら移民可能な惑星を探して旅をしているのですが、そのガウナとのバトルがとにかく熱かったです!

かつてたった2体でシドニアの人間の99%を死滅させたガウナと正面切って戦うのを極力避けるため、強引な進路変更で振り切ろうとするのですが、5Gの重力がかかって住人や建造物に甚大な被害が出ても、やめるどころか更に加速を命じた艦長さんが鉄の女過ぎて素敵でした。

しかも声が私の大好きな大原さやかさんなのですよ。

抑揚の少ない冷たい声の中にも確かな色気があっていいですね。

他の皆さんも緊張感を盛り上げるいい演技をして下さっていて、どうなっちゃうんだろうと夢中で見ていました。

結論から言うと多大な犠牲を払って進路変更しても、ガウナは振り切られるどころかあっさり進路変更して追い掛けてきたので、結局戦うしかなくなったのですが、このバトルがまたいいんですよ。

仲間がみんなガウナの攻撃を受けて戦闘不能状態になる中、唯一機体が動いた主人公が動けない仲間を牽引して戻って来いという命令を無視して一人でガウナに挑むとか、王道ですが胸熱です。

ガウナのエイグス粒子砲なるエネルギー砲をすんでのところでかわしてガウナに攻撃を加え、本体が露出したところを一撃で倒すシーンには鳥肌が立ちました。

これだけでも相当かっこいいですが、更に機体を失って帰れなくなってしまった女の子を自分も帰れなくなる危険を冒して助けに行くとか、今日びあまり見かけなくなった正統派主人公の見本のようなかっこよさです。

今殺し屋が主人公の片割れの小説を改稿中なのですが、正統派主人公君のあまりのかっこよさに「こんなダークヒーローなんか書いてる場合じゃないわ!やっぱり主人公は正統派よ!次の主人公は決まりね!」と思いました。

何だか意外なところで次回作の方向性が見えてきました。

ありがとう、『シドニアの騎士』。

まあ、実際書けるのはいつになるかわかりませんけどね(笑)。




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