クラウドはカオス
『DISSIDIA FINAL FANTASY』の続編である『012』で、どうやらクラウドはカオス陣営に属しているらしいですね。
歴代のFFシリーズのキャラクターがカオスとコスモスという2人の神々の陣営に分かれて戦うという物語のこのゲーム、前作の『DISSIDIA』の時はコスモス陣営が主人公軍団で、カオス陣営が敵役軍団に分かれていたのですが、どうも今作ではそうではないようで。
誤解がないように言っておくと、カオス陣営はあくまで「敵役」軍団であって、必ずしも「悪役」軍団ではないと思うのですが、性格の悪い言動が目立つ人が多いだけにどうしてもダークなイメージが付き纏いますね。
今回そんな人達の中にクラウドが混じるらしいですが、別に違和感がないと言うか、寧ろ彼の犯罪歴を考えれば当然のような気がするのは私だけでしょうか(笑)。
私、クリアしたFFシリーズはⅦとⅨだけという人ですが、あそこまで死体を量産しまくった主人公は多分彼くらいだと思います。
何しろ彼、テロに参加してますからね。
秩序を守るどころか、率先してブチ壊す側の人間ですよ(笑)。
カオスの目的とここまで見事に合致した行動を取れる主人公はきっと彼だけです。
そう言えば、『KINGDOM HEARTS』の時は主人公・ソラ君の敵であるハデスのおじさんの下で働いていましたし、やっぱりその道の素養がありますよね。
あの時は報酬に情報を得るという契約になっていて、『FFⅦ』ではお金を稼ぐためにテロに参加していましたし、目的のために手段を選ばなさ過ぎです。
何だかクラウドについて書くとこの調子で毎回必ず貶してしまうので、ちょっと彼のいいところを探してみたのですが、咄嗟に「顔」しか思い浮かびませんでした(笑)。
後は「声」ですかね。
正直人格や性格がそれ程優れているとは思えないのですが、あまりにも内面が幼な過ぎるセフィロスより大人だと言うだけで、彼が随分良く見えている気がします。
あと、私は弱かったり駄目だったりする人が必死に頑張る姿が好きなので、偽りの自分を捨てて本当の自分を生きることを選んだ彼の強さがとても好きなんですよね。
ということで、やっと1つまともに褒められましたが、ここに辿り着くまでに既に3つも貶していたり(笑)。
こういうところが、私がSと呼ばれる所以なのかも知れません。
別に彼を貶めて楽しんでいる訳ではないですけどね(笑)。