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ぶっつけ本番に強過ぎる

最近、『バディ・コンプレックス』というアニメがなかなか面白いです(以下ネタバレ注意です)。
ガンダムシリーズでお馴染みのサンライズさんが手掛けておられる巨大ロボット物なのですが、序盤でいきなり敵が巨大ロボットを鹵獲しに来る辺り、「THE・ガンダム」な感じでしたね。

パイロットでもない少年が、ひょんなことから巨大ロボットに乗って戦うという展開もこれまたガンダムシリーズのお約束でしたが、「ズブの素人がいきなり巨大ロボットの操縦なんかできる訳ないだろう!」というツッコミを、ちゃんとしたパイロットと知識を共有させることで躱したのはなかなか斬新で良かったです。

初心者でも動かし易そうな「思った通りに動くロボット」とか、「操縦者と同じ動きをするロボット」で主人公にいきなり操縦させるパターンは、正直見飽きてしまったので。

何の説明も受けずにぶっつけ本番で乗りこなすよりはずっと納得できる展開ですが、あまりにも見過ぎてしまうと、何だか安易に思えてきてしまうんですよね。

まあ、巨大ロボットより遥かに操作が簡単であろう車やバイクなら、無免許で乗りこなす人もいたりしますが。

「この世界の人達は皆空間把握能力や判断能力に優れていて、教習所に通ったりしなくても、車やバイクを問題なく運転できます」という設定があり、尚且つ「その中でも特に才能がある人」という設定があるなら、練習せずに巨大ロボットを操縦できても不思議はないかも知れませんけどね(笑)。





それはさておき、知識を共有させるシステムの名前が「カップリングシステム」で、カップリングするのが男の子同士というのは明らかに脳味噌が発酵してしまった女子向けとしか思えないのですが、このはっちゃけたネーミングに「あなたと合体したい」のアクエリオンに通じるものを感じるのは私だけでしょうか(笑)。

しかもカップリングする前に「プロポージング!」と叫ぶとか、ここまで来ると最早清々しい程です。

もういっそ、彼等本当に結婚して腐女子の皆さんを萌え死にさせてあげるといいと思いますよ、ええ。

あまりにあざと過ぎて私はちょっと萌えられませんが、主人公が未来に飛ばされたり、パイロットの子と知識を共有してロボットを操縦して戦ったりするところが目新しくて面白いので、今後に期待です。




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