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これぞギャップ萌え

遅まきながら、最近バンダイチャンネルさんで『うしおととら』のアニメを見ています。

ちなみに私、有名な作品なので流石に原作の漫画のことは知っていましたが、読んだことはありません。

なので、アニメがどの程度原作に忠実なのか、その魅力を引き出しているのかはわかりませんが、少なくともアニメを見る限りかなりの良作だと思いますね。


主人公のうしお君が「獣の槍」という伝説級の武器を使い、自宅の蔵に封印されていた「とら」という妖怪と共に様々な妖怪を退治していくバトル物なのですが、戦いを通して人間の素晴らしさや醜さ、悲しさなどが描かれていて、思わずほろりときてしまうことも多いです。

助けを求めるうしお君に手を貸してくれた名もなきおじさんですら、危ないからと止める仲間に「目の前で助けてくれと言っているのに放って置けない。俺は人間だから」というような印象深い台詞を口にする強いメッセージ性があり、とても好感を持ちました。

概要だけ書くと目新しさはあまりない感じですが、やっぱり王道には王道の良さがありますよね。

きっと原作もさぞいい作品なのでしょう。

 

 

さて、先程もちらっと書いた妖怪の「とら」ですが、ビジュアルとのギャップが意外と激しいですね。

初登場時が恐ろしげな感じだったので、もっとシリアス一辺倒なキャラかと思っていたのですが、その実ギャグ体型になってうしお君と言い合ったり、乗り物に乗りたいと小さな子供のように駄々をこねたりしていて、イメージとの落差にびっくりしました。

おまけに美味しそうな人間の女の子を見付けた時には、最早妖怪と言うより只の変質者のおっさんのような言動(笑)。

うしお君との間に絆が生まれつつあることを認めたくないようで、わざと悪ぶっていたりもしますが、何だかんだうしお君のことを心配していたり、うしお君の友達を助けてあげたり、なかなかのツンデレぶりですね。

声を当てていらっしゃるのが『24』でジャック・バウアー役を務められた小山力也さんだったりすることもあって、可愛いとは程遠いところにいる筈なのですが、見事なまでのギャップ萌えで、いつも「可愛いなあ」と思いながら見ています。

実際に「可愛い」呼ばわりしたら、凄く怒りそうですが(笑)。

ここ数話でいよいよ最強の敵登場の流れになってきたので、うしお君と「とら」のますますの活躍に期待しようと思います。




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