いざ妖々と参ります
タイトルの言葉は、現在放送中のアニメ・『おとめ妖怪 ざくろ』で主人公の西王母桃(ざくろ)ちゃんが言っていた台詞です。
懐かしの「月に代わっておしおきよ!」みたいに、毎回登場する決め台詞なのかと思いきや、予告くらいでしか聞かないのがちょっと意外でした。
原作の漫画が連載されているのは『コミックバーズ』という男性向け雑誌なのですが、内容はほぼ少女漫画ですね。
西王母桃ちゃんを始め、10代半ばくらいの少女達が他に3人出てきて、諸事情あって彼女達と共に戦うことになった軍人さん達とのロマンスあり、バトルありという感じのお話です。
アニメを見ているとかなり激しいバトルをしていたりするので、そこで辛うじて男性向けラインを保っているのかなと思ったりしますが、種村有菜さんの『桜姫華伝』はあの『りぼん』で血だらけのバトルを披露していたりするので、最早バトルの激しさ云々での線引きは無意味かも知れません。
お色気を意識した女性キャラは出てきますが、設定が文明開化期なので、今時の露出狂かと思うような格好とは程遠く、皆さんお色気度がかなり低いです。
前述の『桜姫華伝』の方が、余程女性キャラの露出度が高いですね。
ちょくちょく女の子の裸が出てくる上に、何とコミックスの表紙で全裸になっている子までいます。
以上のことから『おとめ妖怪 ざくろ』の男性向け漫画度は相当低いと言わざるを得ませんが、原作は読んでいないので、もしかしたら原作はもうちょっと男性向けっぽい出来なのかも知れません。
さて、タイトルに「おとめ妖怪」なんて言葉が入っているところからして人間じゃないなというのはバレバレだと思いますが、西王母桃ちゃん達は半分妖怪の血を引いています。
その血のおかげで、西王母桃ちゃん達にはそれぞれ特殊能力があるんですね。
薄蛍(すすきほたる)ちゃんという女の子には物や人の記憶を読み取る能力があるのですが、彼女とパートナーである利剱(りけん)さんのコンビを見ていて、大いに創作の参考になりました。
今書いている小説にも同じような能力を持っている女の子が登場するのですが、そうした能力を持たない主人公との距離を上手く縮めさせることができずにいたんですよねえ。
薄蛍ちゃんと利剱さんの関係はほとんど私が書きたかった関係そのもので、彼女達のやり取りを見てから慌てて一部書き直しを始めました。
念のため申し上げておきますが、あくまで参考にさせて頂いただけですから!(強調)
流用はしたことがありますが、そういうことをやるのは著作権が切れた作品だけですよ、ええ。
別に個性的な文章を書いている訳ではないので、どこかに似たようなそれがあったりするかも知れませんが、あくまでたまたまです。
まあ、漫画やゲームの好きな台詞やモノローグを意識して、台詞や地の文を書いたりすることはありますが、これくらいなら問題ないですよ……ね?
問題があっても今のところはどこからも苦情が来ていませんし、とりあえずこれからもこのスタイルで書いていこうと思います。