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『萌え』ではなく『燃え』

女性作家さんが書かれる男性もいいですが、読んでいて心を熱く滾らせてくれるのは、大抵男性作家さんが書く男性です。

最近は『されど罪人は竜と踊る』に出てくるユラヴィカさんに燃えました。

戦闘狂の美形キャラで戦闘マシーンのような言動が目立つ人なのですが、自分を助けて死んでしまった人を死ぬ間際に抱き締めるシーンでは胸が熱くなりましたね。

こういう人間らしさの一端が見える瞬間って好きです。

人間のスケールの大きさが感じられる瞬間はもっと好きです。

今までで一番燃えたのは、やはり『Fate/Zero』に登場するイスカンダルさんですね。

この人、かの有名なアレキサンドロス大王の霊なのですが、豪放磊落で大変人間的魅力に溢れた人です。

並大抵の人ならあのパワフルさに巻き込まれてしまいますね。

夢はでっかく世界征服という人ですが、ああいう人となら一緒に馬鹿みたいな夢を見てみたいと思います。

同じようなことを大勢の男達が考えたからこそ、イスカンダルさんは大軍勢を擁していた訳で、その器の大きさは推して知るべしでしょう。

こういうスケールの大きい男性って、なかなか女性には書けない気がしますね。

女性でガキ大将の部分を持ち合わせている方は少ないでしょうし、男性から見たかっこいい男性というのは女性が思うそれとは一味違う気がします。

いつの日かああいう男の人を書いてみたいものですが、間違いなくスケールダウンしてしまうと確信できるところが無性に切なかったり。

そもそもどういう風に育ったらああいう人が出来上がるのか、全く想像できません(笑)。

暫くじっくり考えてみたいと思います。





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