『奴隷区』
私も投稿している「エブリスタ」さんで連載されていた小説が原作だそうですよ。
SCMと呼ばれる他人を奴隷にする機械を巡る群像劇なのですが、新しい登場人物が出てくる度にいろんな思惑が絡んできて、先が読めなくて面白いです。
この手の不思議アイテムを現代物に登場させると、説得力がない代物になってしまうことも多いですが、製作された経緯や意図も納得できるものだったので、「あー、上手く作ってあるな」と感心しました。
ただ、SCM誕生の経緯に絡んでいた犬があまりに賢過ぎたので、そこはちょっと気になりましたが(笑)、まさか人間以外の動物が物語に絡んでくるとは思ってもいなかったので、とても意外性がありました。
これは私には絶対できない発想ですね。
一番最初のエピソードでバッドエンドを予感させるモノローグがあった上に、ラスボスがかなり狂気を感じる人なので、ハッピーエンドにはならないかも知れませんが、どうやってこの物語が収束するのか、楽しみに続きを待とうと思います。
PR