『ドリフターズ』
古今東西の英雄達が中世ヨーロッパ風の異世界に召喚されて戦うという、これだけ書くと『Fate/stay night』みたいなストーリーですが、意外とギャグ要素が多かったり、違う時代に生まれ育ったことによるジェネレーションギャップが描かれていたりと、Fateとはまた一味違った面白さがあっていいですね。
とにかく鬼のように強い武将で、人間離れしたタフさを持ち、無数の槍に刺されながら井伊直政を銃撃したりしていましたが、しかしあの銃どこから湧いてきたんですかね(笑)。
直前のカットでは影も形もなかった筈ですし、とても隠し持てるような大きさでもなかったと思うのですが。
勝てないまでも一矢報いてくれて、見ている方としては胸のすく思いでしたが、「おいおい、流石に無理があるだろう」とツッコミを入れずにはいられませんでした(笑)。
ちなみにこの豊久さん、中村悠一さん(ご出身は香川県だそうです)が声を当てていらっしゃるのですが、豊久さんが話す薩摩弁が宮崎出身の父が実家に帰った時に祖母達と話している薩摩弁のイントネーションにとてもよく似ていて、頑張って演技されてるなあと毎回感心頻りです。
いやあ、プロですねえ。
ところで、豊久さんは異世界に飛ばされて間もなく那須与一と織田信長に出会うのですが、織田信長はともかく那須与一が漫画やアニメに主要キャラとして登場するというのはこれまで見たことがなかったので、とても新鮮でした。
与一と言えば私でも知っているくらいの弓の名手ですが、バトル物ではやはり接近戦が絵として映えるので、あまり出番がないのでしょうね。
その接近戦担当の豊久さんは、この三人の中では一番マイナーだと思うのですが、個人的には一番好きです。
自分を助けてくれた人達が危機に陥っていると知るや、命を懸けて助けに行くところとか、敵を殺さずに敢えて仲間を殺された村人にトドメを刺させるところとか、武将として生きる中で培ってきた強さや信条がかっこいいですね。
この先豊久さんがどんな風に描かれていくのか楽しみに、これからも拝見しようと思います。
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