『ぼくらの7日間戦争』
1988年には実写映画も公開されて、こちらも見たことがありますが、廃工場を舞台に中学生達が何故か戦車に乗って大人達と戦うという、今思うと凄く無理のあるストーリーでしたね(笑)。
細かいところは忘れてしまいましたが、大人に抑圧された子供達が精一杯大人達に反抗していて、とにかく青春していたことはぼんやりと覚えています。
アニメ版も廃工場に少年少女が立てこもって大人達と戦うところは同じですが、中学生ではなく高校生ですし、スマホやSNSが登場したり、不法移民の子が仲間に加わったりと、いろいろ現代風にアレンジされていて、新鮮な気持ちで楽しむことができました。
大人達が子供達の結束を壊すために動画をインターネットに上げて、いろいろな書き込みによって子供達の過去が暴かれていくところは見ていて少し辛かったですが、そのことをきっかけにみんなが本音をぶちまけ合って、ばらばらになるどころか結束を強めるところに感動しましたね。
そんな子供達に感化されて、嫌な仕事をやめる大人がいるところも良かったです。
子供の時の純粋さや情熱はいつか忘れてしまうことが多いものですが、忘れてしまっただけで必ずしも失くしてしまった訳ではないのかなと、あの人を見てそう思いました。
実写映画との関わりもラストでちらっと出てきましたし、30年前に実写映画を見た方から今まさに青春真っ只中の子達まで幅広く楽しめる作品だと思います。
とにかく青春物が見たい時におススメですよ。
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