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『波よ聞いてくれ』

沙村弘明さん原作の、『波よ聞いてくれ』というアニメを拝見しました(以下ネタバレがありますので、ご注意下さい)。

鼓田(こだ)ミナレさんという喋りが達者な女性が、ヤケ酒していた時に管を巻いていた相手がラジオ局のディレクターさんだったことをきっかけに、ラジオの世界に足を踏み入れていくというストーリーなのですが、台詞回しにキレがあって面白いですね。

個人的には、ラジオ局の受付の人に「お約束はありますか?」と訊かれた時の、「ないですけど、(自分の話を許可した覚えなくラジオで放送されたので)資格は十分あると思います!」という返しが好きでした(笑)。

マシンガントークと呼ぶに相応しいスピードで繰り出される話は、幅広い知識に裏打ちされていますし(さらっと三国志ネタをぶち込んできたりとか)、「目測十五mくらいの沢で熊を前にしている」という謎の設定でもアドリブを交えて生放送をやり切る対応力もあり、見応えがあるのでついつい何回も見直しています。

こういうキレのある台詞回しって、どうやって思い付くんですかね?

私にはこういう面白い台詞を書く才能がないので、物凄く羨ましいです。

玉砕するのはわかっていますが、私も面白い台詞回しにチャレンジしてみたくなったので、今度の新作はコメディ寄りにしてみました。

はっきりコメディと言い切らないのは、自信がないからです(きっぱり)。

以前どこかで「人を笑わせることは、泣かせるより難しい」と聞いたことがありますが、あれ本当ですよね。

でも、いつかできるようになりたいので、当たって砕けてみようと思います。
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