カウントダウンと共に私参上!
「MKL FACTORY」のL/i/n/n/1/0/7さんと『劇場版 さらば仮面ライダー電王 ファイナルカウントダウン』を観てきました。
入場者プレゼントでメモ留めを目的として作られたという平たいマグネットを頂いて袋を開けてみたところ、入っていたのは「売店はこっち」と和服で楽しげにあさっての方向を指差すリュウタロス君でした。
見た瞬間、反射的に「あ、ザックスだ(両者の中の人は鈴村健一さん)」と思ってしまった私は、最早声優さんなしには生きて行けない女です(笑)。
声優さんと言えば、ウラタロスさん役の遊佐浩二さんが『空の境界』のwebラジオでコルネリウス・アルバさん役を演じていらっしゃるのを聞いていたら、たまたま部屋に入ってきた弟が
「何これ? BL?」
と言いやがりました。
「違げーよ! 『空の境界』だよ!」
と即座に否定しましたが(笑)、弟曰くアルバさんのねちっこい喋り方がBLっぽく聞こえたそうです。
「何でBL喋りを知ってるんだ、マイブラザー」という疑問が脳裏を掠めたものの、敢えて追求はしませんでした。
BLCDのCMで知ったのだろうとでも思っておくことにします、はい。
さて、何だか随分話が逸れてしまったので、元に戻しましょう。
平日ということもあって、観に来ていたお客さんは私達を含めてほとんどが成人で、しかも男性が多かったですね。
本編の前に『モモタロスよ永遠に―イマジン終着駅―/劇場版』というショートアニメがあったのですが、要約すると、
何でも続けりゃいいってもんじゃねえ!
という内容でした。
確かに「続編なんて作らずに簡潔に終わって欲しかったな」という作品を挙げればキリがない感じですが、思いっ切り続編の映画の中でそういう台詞が出る辺りが流石だと思います(笑)。
肝心の本編ですが、何よりもまずびっくりしたのは敵のゴーストイマジン役があの神谷浩史さんだったことですね。
『さよなら絶望先生』で無駄にいい真面目な声で面白おかしく絶望していた神谷さん(そのギャップで好きになりました(笑))が、敵役を演じていらっしゃる声を初めて聞きました。
ちゃんと性格悪そうでした(笑)。
敵役でなくてもトーンによっては腹黒気味に聞こえるその声を楽しんでいたのですが、ゴーストイマジンさんが爆死してしまった時には「ああああああ、これでもう神谷さんの声が聞けない」と非常に残念でしたね。
声優さんの話ばっかりですみません。
好きなんです(笑)。
今回の映画は最後ということもあってかオールスター登場な上に主人公の良太郎君のお孫さんまで出て、いろいろ笑わせて頂きましたね。
江戸時代でご近所のおば様方とあっという間に打ち解けていたデネブさんのお母さんぶりが素敵でした(笑)。
あの人(人じゃないですが)の顔は何となく優しそうに見えますね。
モモタロス君達の表情の変わらないあの仮面(と呼んでいいものなのかどうなのか)も、延々と見続けていると何だか喜怒哀楽の変化まで感じられるようになってきます。
能面みたいですね。
流石に仮面ライダーを見ていても表情の変化は感じられませんが(笑)。
その仮面ライダーがバイクではなく馬に乗っているところを見た時には、一生忘れられそうにない程衝撃を受けました。
多分もう後にも先にもこんな仮面ライダーの姿は見られないことでしょう。
実に貴重なものを見せて頂きました。
これで最後というのは少し寂しい気もしますが、タイトルに「さらば」と入っているので、私も「さらば!」と手を振ってお別れしたいと思います。