魔王になりたい
どうも、お久し振りの佳景です。
忙しさに追われて気が付いたら日記を書かずに放置気味だったりすることもありますが、今回は風邪でした。
元々季節の変わり目は風邪を引き易い性質ですが、最近は多忙のおかげですっかり疲れが溜まってしまい、38度6分の熱を出して何日も寝込んでいました。
1日寝ていれば良くても、熱があるとやはり頭がぼうっとして辛いので、久々に体があるって煩わしいなあと思った次第です。
こんな時、ふと(自分で書いている)魔王になりたいなあと思います。
奴は肉体がないので。
ちなみにどうして奴を肉体がないという設定にしたかと言うと、「絶対に倒されない魔王」にしようと思ったからです。
かつては魔王と言えばレベル99までレベル上げしないと倒せないにしても倒されるのが定番で、私が魔王の設定を練っていた頃は徐々に主人公だったり主人公の仲間だったりして倒されない魔王が出始めたくらいの時でした。
主人公の敵にさえならなければ倒されることもないでしょうが、たとえ敵に回っても絶対に倒されない魔王を作ってしまおうという発想を元に作ったのがあの魔王です。
絶対に倒されない魔王――すなわち最強の魔王を目指すためにはとにかく肉体が邪魔だろうという結論に達したので、肉体を取っ払うことにしました。
肉体がなければ一切の物理攻撃を無効化できるだけでなく、飲み食いの必要もなくなるため兵糧攻めに遭っても全然平気ですし、年も取らないので肉体の衰えからくる弱体化も免れますし、寝込みを襲われる心配もありませんし、病気になるどころか風邪も引きませんからね。
感覚器官に頼らないおかげで死角もないですし、他にも心が読める、過去が見えるといった身を守る上で役に立ちそうな特殊能力も持ってますし、後は魔法的な力で倒されることもないようにずば抜けて強い力を持たせておけば最強かなと。
とりあえず思い付く限りの最強要素を寄せ集めてみたのですが、魔王と付き合い始めてからかれこれ10年以上経っても「抜けがあったな」と思ったことはないので、かなり最強を極められたのではないかと自負しています。
これで未来が見えたら完璧でしょうが、流石にそこまでやるとキャラクターとして隙がなさ過ぎるかなと。
正直、現時点でもかなりやり過ぎだと思いますし(笑)。
あまりにも魔王を強くし過ぎたせいで、主人公と敵対させるとあっさり話が終わってしまうため、敵として出せない以上ここまで強くしなくても十分倒されない魔王になったんじゃなかろうかと今思いましたが、それはまあ今更というものでしょう。
とにかく限りなく最強に近いであろう魔王が作れたので、私は満足なのでした。