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虹彩異色症

「何のこっちゃ」と思われたそこのあなた、『虹彩異色症』とは簡単に言うと左右で色が異なる目のことです。


現在C★NOVELSさんへの投稿を目指して執筆中の小説では緑と青の色違いの虹彩を持つ子が主人公なのですが、最近『虹彩異色症』についてのWikipediaを読んでいて目が点になりました。

こういう設定って、一時期漫画やライトノベルで凄く多かったそうなので。

「このようなキャラクター設定は、その黎明期にては誰の目にも新鮮であったものの、頻用されるあまり、やがては「オリジナリティの無い設定の一例」とまで言われるようになった。例えば2001年開催の第6回スニーカー大賞の文学賞応募作品では、5篇に1篇は左右の瞳の色が異なる人物が登場する作品であったとされ、これに関して編集部からの批判的なコメントが寄せられている(原文まま)」そうですが、そんなに多用されていたという印象がなかったもので、かなりびっくりしました。

そして「そんなに酷い設定だったなんて!!」と、少なからず衝撃を受けました(苦笑)。

1つ言い訳をさせて頂くと、そういう設定にしたのは主人公と友人になる男の子との間に共通点が欲しかったからです。

どちらも親と上手く行っていない、幸薄い境遇なのですが、1人は王子様で1人は殺し屋というかけ離れた境遇ですし、「単に親が酷い奴だった」という以上に「珍しい外見的特徴を理由に迫害されている」という方が仲間意識が芽生えていいかなあと。

なので友人の方は髪の色が変わっているという設定です。

「目が見えない、歩けないといった障害を理由に迫害されている」という設定も考えたのですが、そうするとどうしても行動力が低くなってしまうので、最終的には行動力に支障のない『珍しい外見的特徴』に落ち着きました。

いいんです。

オリジナリティーなんてなくたって、とりあえず自分の中で筋が通っているんですから。

うん、いいんです。





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