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脆い! 脆いよなあ!

タイトルは『Xenosaga EPISODE1 力への意志』で、アルベドさんという男性が言った台詞です。

ちなみに脆いというのは、恐らくRPGの主人公としては世界で最も脆弱な精神の持ち主である『FFⅦ』のクラウドのことではなく、ヘアピンの話です。

綺麗に折れやがったので(笑)。

ウィングス小説大賞に送る原稿を推敲するべく、邪魔になる前髪を留めようとした時、いきなりヘアピンがへし折れました。

プラスチック製だったので、金属製のそれに比べれば強度はかなり劣りますが、それでも壊そうと思ってもそう簡単には壊れない代物です。

一言申し上げておきますが、一度として怒りに任せて投げ付けたり、必殺仕事人よろしく武器にしたりといったような、誤った使い方をしたことはありません。

髪に変な風に絡んだピンを直そうと思った時、手が滑ってピンが得物を見付けたザリガニの鋏のように閉じた拍子に、綺麗に折れ飛びました(笑)。

鏡と違ってヘアピンが壊れても不吉でも何でもないのかも知れませんが、そうそう壊れるものではないだけに、何だか不気味に思えてしまう私です。

執筆中には貧血を起こしてダウンし、祖父は入院するわ、祖母も病院に行くわ、推敲中にはヘアピンが折れるわと、最近良くないことが続いていますね。

数少ないいいこと(に入れていいものかどうかはよくわかりませんが)と言えば、祖父の家の留守を預かって、生まれて初めての一人暮らしを一週間程体験できたことくらいでしょうか。

今回の作品はメインの登場人物が全員一人暮らしをしているので、できれば一度自分でも体験したかったんです。

当たり前のことながら、自分で住む場所を決めて住める環境を整えるという、恐らくは一番面倒であろう部分は体験できませんでしたが、実際に一人で暮らしてみて、いろいろとわかったことがありました。

まず、一人だとエンゲル係数が高くなりすぎます。

それでも祖父が結構な量のにんじん・じゃがいも・たまねぎを常備しているので、傷ませたら勿体無いと一応料理はしていたんです。

カレーに始まり、豚汁、ポテトサラダ、オムレツ、シチューを作りました。

最後の二つはいつも食事の用意をしてくれる祖父の負担が減るように、退院の日の当日に作ったものなので、前の三つだけで一週間もたせたことになりますね。

実家ではいつも家族分×2+お代わり分を作っているので、一人分というものが上手く作れず、尚且つ毎食作るのが面倒だったので、カレールー(10皿分)を一箱分丸ごと使って作ったりしていた結果、この三品をほぼ一週間かけて食べる羽目になりました。

それでも最後には食べ尽くしてしまい、外食などで済ませていましたが。

原稿が追い込みに入って、呑気に料理なんてしている場合じゃありませんでしたしね。

そうでなかったとしても、やっぱり外食はしていたと思います。

自分が作ったものばかり食べていると、どうにもストレスが溜まってくるので。

加えて自分一人しかいないと、ついつい朝・昼はパンとか買ってきた物で済ませてしまうので、余計に食費がかかりました。

私、一般的な成人女性より食べますし。

結果、

一週間の食費は7000円越えでした(笑)。

これが一ヶ月続いていたら、単純計算で食費に三万円かかることになります。

たった一人で三万円。

一応料理をしていてこれですから、一日三食外食やお弁当で済ませていたら、確実に一週間で一万円を越えていましたね。

まあ、お金さえ出せば料理はしなくてもどうにかなりますし、掃除だって自分がしない環境に耐えられるならしなくても生きて行けますが、洗濯とゴミ出しばかりはそうも行きません。

余程金銭的に余裕がない限りは、一度袖を通した服はもう二度と袖を通さないからゴミ箱行き、なんて真似はできませんし。

ゴミも出さないとどんどん溜まって行ってしまって困りますしねえ。

でも夜遅くまで執筆していると、どうしても朝起きられないんですよ(笑)。

この辺りは朝8時までにゴミを出さないといけないのですが、私が起きていたのは大抵9時なので、とても間に合いません。

夜の内にはゴミを出せませんし、ゴミは一週間溜まる一方でした(笑)。

一人暮らしで一番困ったのは、やっぱりこれですね。

作中でキャラクターが一人暮らしの大変さについて語るシーンがあるのですが、しっかり「洗濯とかゴミ出しとか全部一人でやらないといけないのは大変」というような台詞を入れました。

初めは「料理とか洗濯」と書いていましたが、実体験を踏まえて差し替えです。

現在原稿は第3稿まで終わっているので、後1、2回手を入れて決定稿としようと思います。

それでは。







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