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演じる時に意識していることは?

突然ですが、私は役者さんが普段演技をする時にどんなことを意識しているのか知るのが好きです。

小説を書く参考になるからです。


こう言うとちょっと意外に思われるかも知れませんが、私は普段キャラになり切って演技をしながら小説を書いているので、役者さんがどんな風にキャラクターを生き生きと輝かせているのかはとても参考になるのです。

少し前にも声優の古川登志夫さん(『ドラゴンボール』のピッコロ役など)だったでしょうか、「優しい性格の役の時には反対の厳しい面を、きつい性格のキャラの時には反対に優しい面を意識して演じる」というお話をされていて、「おお、なるほど」と感心させられました。

やっぱりキャラクターがふとした時に見せるギャップって魅力的ですよね。

いざ書こうと思っても自分ではなかなか上手く書けないのですが、少しだけヒントがわかったような気がしました。

流石ベテランさんだけあって、とても勉強になります。

ベテランさんと言えば、今は亡き野沢那智さん(『スペースコブラ』のコブラ役)の「人は自分が知っているものしか演じられないんだから、役者というのは自分の無知が曝け出されてしまう恐ろしい職業なんだ」というような言葉も深く印象に残っていますね。

演じることを楽しいと思ったことはあっても、恐ろしいと思ったことはなかったので、凄く衝撃を受けました。

あれだけのベテランさんでも、きっと長い役者人生の中でいろんな辛いことや苦しいことがあったのでしょうね。

小説も結局自分が知らないものは書けないので、肝に銘じておこうと思います。

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