旅は常に心の中で
小説を書く時、私はいつも心の旅に出ています。
旅は遠くに行けば行く程楽しいものなので、異世界ファンタジー、しかも人間とはかけ離れた存在である魔王が出張っているような話を書いている時が一番楽しいですね。
そんな私なので、現代ものを書くのはあまり好きではありませんし、苦手です。
ファンタジー要素が絡まない現代もので300枚なんて、まず書けません。
と言うか、書いたことがありません(笑)。
今のところ書く予定もないですし、今練っている話も異世界ファンタジーです。
異世界ということで気候風土から産業から文化様式から全部自分で考えるという方もいらっしゃるかも知れませんが、それはとんでもなく手間がかかりますし、何よりそんな能力がないので(笑)、異世界ファンタジーを書く時は大抵実在の国をモデルにします。
異世界ファンタジーというと中世ヨーロッパ風の国が圧倒的に多く、私も学生の時分には面倒がって中世ヨーロッパもどき一辺倒で書いていましたが、毎回同じだと飽きてくると言うか、今まで行ったことがない所に行きたくなってくるんですよね(笑)。
資料を集めるのは結構大変ですが、今まで知らなかった外国のことを知るのは結構面白いです。
多分旅行雑誌を眺めて楽しむ感覚に近いんでしょう。
ちなみに、今回の主人公の母国のモデルは、悩んだ末にロシアに決まりました。
領土問題が勃発するくらい近い国ですから、割と馴染みやすいかなと思ったので。
中東やアフリカの国にするという案もあったのですが、きっと日本の方にはあまりにも馴染みがなさ過ぎて取っ付き難いだろうと廃案にしましたね。
もっとそういう国を舞台にしたお話があっていいと思うんですけれど。
まあ、ライトノベルには大抵イラストが付きますから、肌の黒めな人がずらっと並んだ表紙を見たら、大抵の方はぎょっとしてなかなか手に取ろうとはしないかも知れません。
この国の方の大半は肌の色があまり黒くない方ばかりですし、白い肌は七難隠すなんて言われるくらい、昔から白い肌が好きな方々ですからね。
私も白い肌好きですが、黒い肌は黒い肌で綺麗だと思います。
なので、最初は魔王の肌を黒くするという案もあったんですよ。
でも肌が白い方が髪や服の黒さが際立っていいかなと、最終的には白に落ち着いた訳ですが。
ロシアの一部の方はヨーロッパの方ともまた違う、透き通るような白い肌をしていらっしゃるそうですが、魔王の肌のイメージもそんな感じですね。
俗に言うスラヴ系の方が多いと言われるロシアですが、海外ドラマや洋画を見ていて「何々系」という言葉が出る度に、大抵「それは一体どんな外見的特徴を備えた人なんだ」と思わずにはいられない私にはどうにもイメージが湧きません(笑)。
とりあえず彫りが深いということに間違いはなさそうなので、あまり困らないとは思いますが。
多分あと最低一つの国について調べないといけない気がするので、そろそろ調べに戻ります。
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