コバルト短編新人賞に応募してきました
前回短編新人賞に応募したのが、昨年の12月10日近辺だったので、丁度半年振りくらいですね。
以前にもこちらに書きましたが、今回は恋愛ものです。
しかし恋に恋する女の子が喜ぶようなものとは程遠く、主人公は男で、ちょっと陰のある感じのお話になりました。
何しろ主人公の想い人は街娼ですから、なかなかふわっとしたお話にはなってくれません。
しかし今まで書いた恋愛ものの中で、一番ちゃんと書けた気がします。
一度「代書屋」さんを書いてみたいとずっと思っていて、恋愛ものの話が出来上がってしまった時にはどうしようか迷いましたが、結局「職業萌えー!」という一念だけで書き切りました(笑)。
率直に言って、恋愛要素とかもうどうでもいいです。
「興味ないね」(by 『FFⅦ』のクラウド)とか言い放ちたくなります。
資料があまり集まらなかったので、わかる方が見ると代書屋さんのあれやこれやがかなり酷いことになっていそうな気もしますが、とにかく代書屋さんを書けただけで満足です。
「もしかして、男主人公で尚且つ職業に萌えられれば、恋愛ものを克服できるんじゃなかろうか」と一筋の光明が見えた気がしますが、恋愛ものは頼まれでもしない限りもう二度と書かない可能性が高いです。
少なくとも、何を考えているんだかわからない乙女になり切るのは私の演技力では無謀だと善ッくわかったので、女の子主人公の恋愛ものだけは書かないでしょう。
恋愛要素があっても暗かったりするのであまりよろしくないのではと思いますが、コバルトさんは他レーベルさんに比べて懐が深いので、駄目で元々出してみた次第です。
尤も、主人公がマザコン気味と言うか、マザコンそのものという時点で既にアウトな気はしますが(笑)。
今回、二次創作でセフィロスを書く内に身に付いたノウハウをちょっと活用してみました(するな)。
二次創作で彼のああいう面を書く人はかなりの少数派と言うか、私は自分以外に書いている方を見たことがないのですが、彼を定義付けているのはあの精神の幼さと身体的な強さだと思うので、敢えて書いていたりします。
読んでダメージを受けられた方もいらっしゃるかも知れませんが(いらしたらすみません(ぺこり))、できるだけオリジナルから逸脱しないように書くというのが私のモットーなので。
セフィロスは精神的にお母さんべったりな人ですが、流石にそこまでべったりだと気持ち悪がられそうだったので(笑)、もっとマイルドに想い人に母親を重ねて見ていたりする程度ですけどね。
ちなみにウチの主人公の名誉のために言っておくと、彼はお母さんが推定自殺の事故で亡くなってしまい、以来お母さんのことを引き摺っているという人です。
母親という存在に餓えているのでしょうから、きっと「理想の女性は?」という問いかけに二人揃って「母親」と即答するのでしょうが。
「これも立派な個性!」とは思いますが、女の子から見てこういう男の人ってどうなんだろうとは思います。
ちなみに妹に読ませたところ、主人公を見て「こいつ、酷い奴だなあ」と言いやがりました(笑)。
ちょっとお父さんとの確執がありまして……ごにょごにょ。
しかしとりあえずマザコン風なところはスルーされたようなので、人様に嫌われないように祈っています。