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コバルト短編小説新人賞に応募しました

コバルトさんの、規定枚数400字詰め原稿用紙換算25~30枚の新人賞です。

ここだけに限って言えば、通算4回目の投稿になるでしょうか。

短編は長編以上に不得手なので、ほとんどチャレンジすることはないのですが、夜中にふと目覚めた時に、頭の中にいきなり某アレルギーが浮かんだので、それで一本書き上げてみました。

去年コバルトさんのノベル大賞(規定枚数400字詰め換算95~105枚)に投稿した『夏の痛み』からこちら、アレルギー体質の人や病人を書くのがマイブームになっています。

この間ウィングスさんに送った150枚の作品でも、気管支喘息のお兄さんを出しました。

私自身は多少風邪を引き易いくらいで、全く病弱でもアレルギー体質でもないので、彼らの持つ不自由さが結構楽しいんです。

それに、大抵の方がお書きになるキャラクターは健康なので、個性になっていいかなと。

実際に病気を患っていらっしゃる方やアレルギー体質の方は、それは大変でしょうから、不謹慎だなとは思うのですが(殴)。

そんな感じで死に易い人ばかり書いているので、最近一作に付き一人は殺してます。

一人一殺ならぬ、一作一殺(笑)。

自分にノルマを課している訳でもないのですが、たった30枚の今作でもまた一人殺してしまいました。

某児童文学の作家さんは、先輩作家さんから「私達は紙の上でとはいえ人を殺しているんだから、そのことを肝に銘じて書きなさい」というようなお言葉を頂戴したそうですが、私も命の重さというものをもう一度真剣に考えてみる時期なのかも知れません。

10年間一緒だった犬が死んでも涙一つ流さなかった私には、なかなか難しい問題ですが。

こんな私なので、『FFⅦ』のセフィロスのような非人間的キャラクターとばかり相性がいい気がします。

イベント用に書き下ろした作品でセフィロスを書いている時には、まるで彼がこの身に降臨したかのような、凄まじいシンクロ率の高さを感じました。

彼が何を見て何を思うか、少しも迷わなかったんですよ。

自分が作ったキャラクターでさえ、50枚程書かないとなかなかわかってこないところもあるのですが、あれは本当に奇跡のような体験でした。

ですが、当たり前の話セフィロスもどきばかり書く訳にも行かないので、とても困っています。

しかも弟には、「お前の書く台詞って、何かいつも芝居がかってるよな」なんて言われる始末。

「卑賤の輩共にこの俺が? 馬鹿な。断罪を下す立場に立っているのは、我々なのだ」とか「いいねえ、その剥き出しの敵意。その矛先で、この俺を貫いてくれよ」などという芝居がかった台詞がナチュラルに飛び交う『Xenosaga EPISODE1』のシナリオが大好きな私なので、普通に書いているつもりでも全然書けてないようです(笑)。

課題山積で、どこから手を付けようかと途方に暮れているような有様なので、今回投稿した作品も大した出来ではありませんが、何が起こるかわからないのが世の中というやつなので、いつものように駄目で元々出してみました。

期待しないで結果を待とうと思います。






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