コトバノチカラ
「君の知らない物語」という歌があります。
アニメ『化物語』のエンディングテーマに使われていた歌で、supercellさんのメジャー初シングルだそうです。
Wikipediaさんで調べて初めて知りました。
さて、ここからが漸く本題なのですが、ちょっと『化物語』のネタバレになってしまうところもあるので、今後『化物語』をご覧になる予定がある方は回れ右でお願いします。
「君の知らない物語」はある女の子の夏の思い出を歌った歌で、一緒に星を見に行った男の子への思いに気付いたものの、失恋してしまうというような内容です。
『化物語』最終話の終盤、主人公の暦君とその彼女のひたぎちゃんが満天の星空の下語らうシーンがあるのですが、歌詞と物語が完全にではないにしろリンクしていて、とても素晴らしかったですね。
元々結構お気に入りの歌でしたが、最終回を見てますますお気に入りに。
ずっと耳で楽しむだけだったのですが、何の気なしに歌詞を検索してみたら、かなり衝撃を受けました。
歌詞を読んでこんなに切ない気持ちになったのは初めてです。
「やっとみつけた織姫様 だけどどこだろう彦星さま これじゃ一人ぼっち」とか、恋する乙女の寂しげな心情がとてもよく表現されていると思いました。
「夜を超えて 遠い思い出を 君が指をさす 無邪気な声で」とか、私では逆さに振ったところで出て来ません。
言葉を人の心に届かせるのは本当に難しくて、もう何年も書き続けていてもその糸口さえ掴めていない感じですが、いつか掴みたいです。
仮に掴めたところで、恋する乙女の心情なんて絶対書けないと思いますが(笑)。
そんな私の次回作は、予定通りBL風味になりそうです。
NovelのThe Present Timeに置いてある『夏の痛み』に匹敵するか、もっとライトになるのか、あるいはそれを超えるのかはまだ未知数ですが、とにかく男ばかりが出ます。
前回無理をし過ぎたので、今回はひたすら趣味に走ることにしました。
おかげでとても楽に書けそうです(笑)。
趣味に走ると大抵人の生き死にがテーマになる人なので、今回のテーマもそんな感じですね。
ちなみに今回は魔王も出る予定です。
結構出番がありそうな予感なので、お色気担当として頑張って欲しいところですね(笑)。
まだ世界観があやふやですが、思い付いたシーンからぼちぼち書き始めようかなと思います。