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化物語

初めて西尾維新さんのご本を拝見した時、人名とは思えないネーミングに付いて行けずに敬遠してしまっていたのですが、西尾さん原作の『化物語』のアニメは結構面白かったです。
 
暦君という男の子が出会った人々を怪異から解き放っていくというようなお話で、やはり独特なネーミングは相変わらずでしたが(笑)、毎週楽しみに見ていました。
妖とか魔族とか、人間でない者が持つ理や悲しさが好きです。
 
「あいつらはただそうであるだけなんだから」と、自分と異なる存在を許容して生きる人間の姿も好きですね。
 
『ADVENT CHILDREN』等でクラウドを演じた、櫻井孝弘さん演じる忍野メメさんが特に素敵でした。
 
妖関係に詳しい専門家で、「アドバイスはしてあげる。でもそれだけで、君が勝手に助かるだけだよ」というような感じの、突き放した物言いがツボです。

きっと何かしてあげたくても、できないことも多いのでしょうね。
 
人の心が怪異を呼んでしまうところもあるようで、取り憑かれた人自身が自分の問題に向き合おうとしないと解決しないこともありましたし。

結局周りがどれ程助けてあげたいと思っても、心が救われるには自分で助かろうとするしかありません。
 
いろいろと考えさせられる人でした。
 
容姿はかなり男臭い感じで、正直あまり好みではなかったんですが(笑)。
 
声のトーンはクラウドに割合近い感じでしたが、だらーんとした口調で喋る人なので、何だかクラウドが寝惚けて喋っているようでしたね。
 
『ADVENT CHILDREN』でクラウドの日常シーンがもっとあったら、あんな声も聞けたのかも知れません。

そんな妄想もできたりするので、やっぱりアニメからは離れられそうにない私です(笑)。






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