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若きクラウドの悩み

「ウェルテル」ではなく「クラウド」というところがミソです(笑)。

『FFⅦ』本編ではあまりうじうじ悩んでいた印象がないクラウドですが、何故か『ADVENT CHILDREN』以降うじうじ属性が定着している気がしますね。

理由は違えど、いつも何かに悩んでいるクラウドを、弟は「中二病」(一応解説しますと、幼稚であるというような意味合いのインターネット上の罵倒語です)と評しました。

それはちょっと言葉が悪いと思いつつ、『DISSIDIA』をプレイしてクラウドって「万年思春期真っ只中」だなという感想を抱いた私です。

続編や他作品に出れば出る程、彼が駄目な人になっていくのは私の気のせいでしょうか(笑)。

大人になると大抵の方が開き直るとか、逃げるとか、自分を守るためにいろんな手段を講じることを覚えるものだと思いますし、まして『FFⅦ』で戦いの果てに得た本当の自分と強さを、クラウドはどこに失くしてしまったのでしょう。

他作品にゲスト出演する時、「興味ないね」な感じの初期設定でばかり登場するのも一因だと思いますが、作中で性格が変わるせいか『DISSIDIA』の登場人物紹介で性格に関する説明が全くなかった辺り、クラウドだなあと思います。

尤も、本編で眠ったり気を失ったりした時に擬似人格のクラウドに語りかけてきていた声は、恐らく本当のクラウドだと思うので、変わったのは表面的な性格だけで深層部は変わっていないのでしょうが。

なので二次創作をする時には、あまり劇的に性格を変えないようにしています。

私の中でのクラウドは本当の人格も擬似人格も基本的な性格は同じで、擬似人格(という言い方が正しいのかはよくわかりませんが)はザックスの経歴やザックスから聞いた話を元に過去を都合良く作り上げた人なので。

一応埋め込まれたジェノヴァなるものの細胞の意識が働いた結果のようですが、精神の脆弱さは折り紙付きの彼なら、ザックスが目の前で殺されたショックで普通に錯乱して記憶を改竄しそうです(笑)。

繊細(ということにしておきましょう(笑))過ぎる感性の彼が、これ以上悩み苦しまないよう、エアリスのように遠くからそっと祈っています。





 
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