約束の地の果てで も一度会いたい
クラウド達には一度と言わず何度でも会いたいですが、幸い『DISSIDIA』でまた会えました。
勿論真っ先にクリアしたことは言うまでもありません(笑)。
そのクラウド、ムービー中で仲間達と会話するシーンがあったのですが、「クラウドの冷静さが羨ましい」とか「クラウドがいてくれて助かる」とか言われていてびっくりしました。
今回は十代の人ばかりと行動を共にしていて、二十一歳のクラウドが仲間内では年長の部類に入るからなのでしょうが、こんなに人に頼りにされている彼を初めて見た気がします(笑)。
『FFⅦ』の時もパーティーのリーダーを務めてはいたのですが、仲間の大半が彼より年長者だったせいか、あまり頼られていた記憶がありませんし。
頼られる頼られない以前に、そもそもあのパーティーメンバーが仲間だと思ったことすらなかったです(笑)。
最終決戦を前に一旦解散しても、みんなちゃんとクラウドの所に戻ってきてはくれたのですが、『FFⅦ』は全体的にキャラクターの像がぼやけている感じだったので、どうにも連帯感が感じられなかったんですね。
それから十年程経って、続編の『DIRGE OF CERBERUS』でクラウド達が声を揃えてヴィンセントを呼んだ時に、初めて「あ、この人達仲間だったんだ」と思いました。
あまりにも遅過ぎた絆の確認でした(笑)。
さて、話を『DISSIDIA』に戻しましょう。
『DISSIDIA』はいろんな世界観のキャラクターが一堂に会するお話なので、説明をシンプルにするために『KINGDOM HEARTS 2』で出てきた「セフィロスはクラウド自身の影」という設定で行くのかと思いきや、意外や意外、一応『FFⅦ』本編での設定に準じていました。
とは言っても、クラウドを「人形」呼ばわりしていたくらいですが(笑)。
『FFⅦ』本編では、ばらばらになってもやがて一つの場所に集まって再構築される「ジェノバ」という生物の細胞を移植されたクラウドが、細胞に命じられるままにジェノバ細胞が寄り集まる核となるべきセフィロスを目指して旅をしていた(クラウドは自分の意志でセフィロスを追っていたのだと私は思いますが、セフィロスにはそういう風に見えたようです)ので、セフィロスは自分の意志で動いていないクラウドに対して「人形」という言葉を使っていたんです。
繰り返しになりますが、私にはクラウドが自分の意志でセフィロスを追い掛けているように見えるので、セフィロスが何も言わなくても勝手にセフィロスを追い掛けて行くと思うのですが、セフィロスはいちいち「私を追って来い」と言い、追ってきたクラウドに「お前は私が追えと言えばそうするのだな」と言っていました。
どうあってもクラウドを支配下に置きたいと言うか、置いているつもりになりたいようです。
セフィロスを倒したクラウドがクリスタルをゲットした時にも、「輝きを見る度思い出せ。お前がクリスタルを手にしたのは、私の導きのおかげだ」というようなことを言って、しっかり自分の存在をアピールしていました。
あくまで「お前の意志ではない」と言いたいのでしょうが、何だか凄く恩着せがましい人みたいです(笑)。
もういっそ笑えるくらいクラウドに執着するセフィロスとか書くのもいいかなあと、ちょっと思いました。
『愛しの人よ』のセフィロスなんて、まだまだ生温いので。
それよりもまずは連載中の『Catharsis』ですが、実はまだ書き終わっていなかったりします。
『DISSIDIA』が終わり次第、また取り掛かろうと思いますので、もう暫くお待ち下さい。
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