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新羅はとにかく仕事が杜撰だと思います

『FFⅦ』の世界を統治しているような在り得ない大企業――新羅カンパニー。

デザイナーズチャイルドは作るわ、実験で人を廃人やモンスターにした挙句、そのモンスターをその辺に放り出すわ、自分達に反対する人々を殺しまくるわという、倫理観ゼロの会社です。

しかも仕事がかなりいい加減(笑)。

新羅から逃げ出したザックスとクラウドを追って来た人達は、ザックスは殺してしまうんですけれど、魔光(「こう」の字が違いますが、残念ながら変換されません)中毒で意識混濁状態のクラウドは放って置くんです。

「これなら放っておいても問題ない」と判断したためらしいですが、

普通殺しませんか?

私だったら相手が意識混濁していようがいまいが、問答無用で殺しますけどねえ。

弟も言っていましたが、「生かしておいて役に立たなくても、死体ならとりあえずサンプルとして保管しておくということもできる」訳ですし。

まあ、クラウドが殺されてしまうと、『FFⅦ』という物語が始まらなくて困るんですが(笑)。

それはさておき、ザックスが亡くなったあの丘には、やはりザックスの遺体はないのでしょうね。

なので、NovelのOther収録の『墓標』には、「ザックスはここにいない」と書いていたりします。

あることにしようかとも思ったのですが、意識混濁状態のクラウドに、ザックスを埋葬するなんてことができたとは思えませんし。

新羅なら人一人の死くらい簡単に揉み消せるでしょうが、流石に死体を堂々とその辺に放置するような真似はしないでしょうしね。

やはり、遺体を持ち去って処理したと考えるのが妥当かなという気がします。

仕事がいい加減なあの会社のことですから、案外放置しっ放しということもあるかも知れませんが(笑)。

でもたとえあの丘にザックスは眠っていなくても、ザックスが最期を迎えた場所だから、クラウドはあそこにバスターソードの墓標を立てたのでしょう。

ザックスを決して忘れないように。

これだけだと何だかいい話っぽいですが、実情はいい話とは程遠い感じです。

ザックスは命を懸けてクラウドを守ったのに、クラウドはザックスを綺麗さっぱり忘れて経歴は盗むわ、ザックスの恋人だったエアリスの心を奪うわ(これは別にクラウドが悪い訳ではないですが(笑))、もう最低ですよ(笑)。

何て友達甲斐のない奴なんだ、クラウド。

でも、そんなクラウドをザックスは少しも怒っていないようですね。

『ADVENT CHILDREN』のエンディングで、クラウドに軽く手を振ってからエアリスと一緒に光の中に消えて行った彼を見た時、「彼はクラウドを守って死んだことを少しも後悔していないんだ」とわかって、少し泣きたくなりました。

本当に優しい人です。

『FFⅦ』の男性キャラの中で、「良好な人間関係が築けそうな人、No.1」ですね。

「クラウドとセフィロスとザックスとヴィンセント、この四人の中で恋人にするなら誰がいい?」という質問に、妹は間髪入れずに「ザックス」と答えていました。

理由は「親友のクラウドを命を懸けて守ったという実績があって、大事にしてくれそうだから」だそうです。

私は大人で一途なヴィンセント派なのですが、二番目はやっぱりザックスですね。

クラウドやセフィロスと仲良くなれる彼なら、愛想がなくて話すのがあまり得意でない私とも、上手く付き合ってくれそうです。

ちなみにお兄さんにしたい人はザックス、友達にしたい人もザックス、先生にしたい人もザックスですね。

一番好きなクラウドは、弟に欲しいです。

間違ってもお父さんにしたいとか(お父さんにしたい人はヴィンセントです)、ましてや恋人にしたいとは思いません(笑)。

弟くらいで丁度いいです。

二番目に好きなセフィロスは、明らかに鑑賞向きと言うか鑑賞にしか向いていない人なので、遠くから肖像権を侵害してみたり、手を振ってみたりするだけで十分ですね。

やっぱり人として付き合うなら、ザックスが一番だと思います。




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