『CRISIS CORE』のセフィロスは、思っていた以上に別人(笑)
ザックスに「まじ?」と訊かれて「ああ。まじ、だ」と答える。
戦闘中に舌打ちする。
親友に自分の血を分け与えようとする(でも自分の血が使えないとわかって、ちょっと落ち込む)。
親友を心配するあまりやつれる。
あなた、本当にセフィロスですか?
詰られても「知ったことか」と言い、「まじ?」と訊かれたら「ああ、本当だ」と答え、どんな時でも余裕を失わず、友達はいても親友はいなくて、その友達も大事にしたりすることがないのがあなただと思うんですけど(笑)。
セフィロスらしいなと思った数少ない(と言うか、唯一かも知れません)シーンは、敵の襲撃に際して「社長室へ行け」という指示を受けたセフィロスが、歩いて社長室に向かうところですね。
緊急事態でも走らず、あくまで優雅に移動するところが、とても彼らしいと思いました。
多分彼が走るのは、戦闘中くらいのものでしょう(『ADVENT CHILDREN』参照)。
それでも全力疾走には程遠い感じでしたけれどね(笑)。
何だか話が逸れたので元に戻しますが、あんなに優しくて大人な人が後に大量無差別殺人犯になってしまうのは、やはりかなり無理があると思うんですよね。
セフィロスに限らず、『CRISIS CORE』の登場人物は行動に無理がある人が多いです。
一旦は新羅を去ったアンジール(セフィロスの親友で、ザックスの兄貴分)は、何を思ったのかいきなりザックスの元に戻って来たりしますし、「ソルジャーの誇りを捨てるな」と常々言っていた癖に自分が真っ先にその誇りを捨ててたりしますしね(笑)。
ジェネシス(もう一人のセフィロスの親友)はジェネシスで、「自分がこのまま劣化して死ぬなら、世界も道連れにしてやる」という傍迷惑極まりない無理心中願望を抱いていたりして、一体何が彼をそうさせたのかすごく不思議です。
ところでこのジェネシスですが、「英雄になりたい」とセフィロスに勝負を挑み、(恐らくは)本気でセフィロスと戦っていたところをアンジールに止められるのですが、やめる気ゼロで「じゃまだ」と言いながら、尚も魔法を発動させようとしていました(その際に折れたアンジールの剣で肩に傷を負って、そこで勝負は中断となったのですが)。
彼のこの行動を見て、「ジェネシスの方がセフィロスよりセフィロスらしいな」という印象を持ちましたね。
感情の抑制が利かず、自分の思い通りにならないと気が済まないところがとても子供染みていて、寧ろセフィロスがやりそうな行動だと思ったので。
尤も、実際のセフィロスはアンジールが間に割って入った時点で戦意を喪失していたようでしたが。
ちなみに、このムービーはセーブポイントに程近く、しかも敵を一人だけ倒せばすぐに見られるので、このセーブデータを確保してからというもの、毎日5回くらいは眺めて悦に入っています(笑)。
しかも嬉しいことにこのムービー、結構長いんですよ。
「ブスは3日で見慣れるけど、美人は3日で飽きる」と言いますが、セフィロスは何回見ても飽きませんね。
見る度にその美しさ、色っぽさにどきどきしてしまいます。
『CRISIS CORE』中には、セフィロス・ジェネシス・アンジールのファンクラブがそれぞれあるそうなので、是非ともセフィロスのファンクラブに入りたいですね。
まだ二周するだけの元気はありませんが、入会可能であろうセーブデータは幸い確保してあるので、多分無事入会できるでしょう。
何でも英雄と称えられるセフィロスはその分ファンが多く、体育会系から文化系、マニアックなものまで様々なファンクラブが乱立しているそうですが(笑)。
しかし、マニアックなファンクラブって一体どんなファンクラブなのでしょうか。
「セフィロス様の銀髪に触り隊」とか「あの白い胸にときめこうの会」とかですかね(笑)。
ちなみにセフィロスファンのある女性は、「あの上半身裸な姿を思い出すだけでクラクラしちゃうわ」というようなことを言っていました。
ロングコートを羽織っていても、妖艶な彼の半裸は十分扇情的らしいです。
色気のある人が大好きな私にとっては、書いていてとても楽しい人ですが、次回作の彼は子供の面を前面に押し出す予定なので、妖しい雰囲気にはなりそうにないですね。
少し残念ですが、シリーズのラストに向けて彼の内面の幼さを書かない訳には行かないので、ちゃんと書こうと思います。
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