『CLOUD』ゲットしました。
『CLOUD』というタイトルのムック本が出たんです。
「めくってもめくってもクラウド!生きてて良かった!」という本かと思いきや、前半半分しか『FFⅦ』関連の記事はなくて、後は現在製作中の『FFⅩⅢ』や『KINGDOM HEARTS』の新作の宣伝でしたね。
承知の上で買ったので、「金返しやがれ!こんちくしょー!」とは思いませんでしたが、思ったより少なかったのは事実です。
それなのにタイトルは『CLOUD』。
クラウドに割かれてるページなんて一桁しかないのに(笑)。
明らかにタイトルが間違ってる気がしますが、タイトルより気になるのは「Vol.1」という記述です。
「Vol.1」ということは「Vol.2」とか「Vol.3」があるということなのでしょうが、どうせならもっと『FFⅦ』のページを増やして欲しいですね。
増えなくてもまた買ってしまうんでしょうけど(笑)。
どうも『CRISIS CORE』からこっち、財布の紐が緩んで仕方ありません。
本は基本的に買わないことにしていたのですが、『CRISIS CORE-FINAL FANTASY Ⅶ-ULTIMANIA』も買ってしまいましたしね。
そのおかげで、何とか「Sevens Party 2」用原稿が上がりました。
『CRISIS CORE』はD.M.Wというシステムを採用していて、これは平たく言ってしまうとパチンコのスロットのようなものなのですけれど、リーチ画面になると時々ムービーが見られるんですね。
で、ザックスの兄貴分であるアンジールのムービーの中に、まるで戦闘能力が向上しないザックスを見て「一度(英雄と呼ばれてる)セフィロスにでも預けてみるか……」と言うものがあるんです。
そしてセフィロスのムービーの中には、らしくもなくザックスの面倒を見ているセフィロスが見られるものがあるので、アンジールの頼みを聞いてあげたらしいということが窺えます。
でもこれ、矛盾してる気がするんですよねえ。
アンジールはザックスがセフィロスと出会った時には、既に軍を離れてしまっていたので、直接二人を引き合わせて「後は頼んだ」とセフィロスに指導をバトンタッチした訳ではなさそうなので。
まあ、セフィロスはきっと多忙だと思うので、話は通してあっても時間の都合が付かなくて、ザックスと引き合わせるに至らなかったということはあるかも知れませんが。
でも私の小説の中だと、彼ら本編で出会う数年前から面識があります。
『FFⅦ』の過去編に当たる『CRISIS CORE』が発売される前にフライングでいろいろ書いていて、既にオリジナルと齟齬をきたしまくっているので、今更オリジナルを尊重しても手遅れだろうと開き直って書きました。
私だけの『FFⅦ』街道まっしぐらですね(笑)。
原作をご存じない方でも、NovelのOtherに収めてある作品を繋げて見れば、『FFⅦ』本編と『ADVENT CHILDREN』の概要がわかるようにするつもりです。
『BEFORE CRISIS』は未だプレイしてませんし、クラウドとセフィロスの出番も少ないようなので入りません。
『CRISIS CORE』は時間軸的に該当する物語を結構書いているのですが、前述の通りほとんどオリジナルを無視していますし、ジェネシスがソルジャーを大量に連れて脱走した挙句に世界各地で暴れ回ったりするというようなことは書かないでしょう。
多少は『CRISIS CORE』で明らかになった設定を拾ったエピソードも書くとは思いますが。
ちなみに『DIREGE OF CERBERUS』も入りません。
『ADVENT CHILDREN』の終盤に沿いつつ、クラウドもセフィロスもちゃんと最後は幸せになるエンディングを考えているので、『ADVENT CHILDREN』より一年後を描いた『DIREGE OF CERBERUS』は入りようがありません。
それに、『DIREGE OF CERBERUS』で主役を張ったヴィンセントには、十分救済策が取られたと思いますしね。
一方、クラウドとセフィロスって、クラウドはもしかしたら憎しみを終わらせることができたのかも知れませんが、セフィロスは明らかにクラウドに対して憎しみを抱き続けたままなんですよ。
でもセフィロスは既に死んでいるのですから、もうお互い憎しみから解き放たれて楽になってもいいと思うんです。
あの調子で倒しても倒しても復活して来られたら、クラウドはいつか必ずセフィロスに殺されてしまいますし(笑)。
セフィロスはいつまでも若くて綺麗なままですが、クラウドは確実に年を取っていますからね。
クラウドにバッドな未来を迎えさせないためにも、セフィロスは絶対に救わないといけない人だと思います。
で、それならいっそ私が救ってしまおうと、ちまちまと布石を打っている真っ最中です。
でも打ち終わるまでにはあまりにも時間がかかりそうなので、エンディングを書いてしまってからそこに至る過程を埋めていく作戦に切り替えることにしました。
もう暫くお待ち下さい。
話がすっかり『CLOUD』から逸れてしまいましたが、個人的には声優さんのインタビューがなかなか面白かったです。
セフィロスを演じた森川智之さんが「セフィロスは絶対的にずっと、たった一人です」とおっしゃっていたのがとても印象的でした。
私の中でも彼はそういう人なので(だからこそ、彼に親友がいるという設定が未だに納得できなかったりするんですけれど(笑))、演じていらっしゃる声優さんとキャラクター観が近いとわかってとても嬉しかったですね。
「FINAL FANTASY Ⅶ ADVENT CHILDREN 驚異の映像技術から探るファッションディティール」のページでは、「セフィロスはゴスなミュージシャン風のファッションにあわせて、オーバーニーのボンテージなブーツをはいている」という記述がひどく笑えました。
あの「どう表現すりゃいいんだ」と私の頭を悩ませた奇抜な格好は、「ゴスなミュージシャン風のファッション」と言えばいいんですね(笑)。
なるほど。
でもここに書かれていたのでもう使えませんし、そもそもあの世界にゴスなミュージシャンがいるとも思えないんですが(笑)。
って言うか、セフィロスって仮にも軍人でしょうに、何故あんな場違いな格好で戦いに行くんでしょう。
ひょっとして、あの見るからに動き難そうな長いコートや使い難そうな長すぎる刀はハンデのつもりなのでしょうか?
だとしたら人をおちょくるにも程があると言うものです。
いかにも彼らしいですが(笑)。
そうそう、『FF』作品のTVCMやトレーラー映像を収録したDVDがおまけに付いて来まして、なかなか見応えがありましたね。
特に『FFⅩⅢ』のトレーラー映像は圧巻でした。
戦闘画面とムービーの差異が今までよりずっと小さくて、映像がそれはそれは綺麗なんですよ。
あまりの美しさに思わず鳥肌が立ちました。
『すばらしきこのせかい』のトレーラー映像では、嘆き悲しむ主人公君に思わずうるうるしてしまいましたし、流石スクウェアエニックスさんですね。
「Vol.2」も楽しみに待たせて頂こうと思います。