「Sevens Party 2」用漫画は全4、5ページ
まだ時間に余裕があったので、「Sevens Party 2」用に漫画を描いています。
今半分程描き終わったところです。
しかも進まないと飽きて扉絵を描き始めたりするので、尚更進捗が遅れてしまいます。
でもあと半分で終わりなのだと思うと、精神的には大分楽ですね。
ちなみに今回の漫画は、セットの小説とは何の関係もないお話です。
タイトルは『サボテンだ!』。
知性を全く感じさせないこの漫画の心のサブタイトルは、『敗者復活戦とコスプレ』です。
あくまで心のサブタイトルなので、表記はしませんが(笑)。
そうそう、「Sevens Party 2」用原稿と言えば、『覇王樹は、銀色の髪に似た美しい水を浴びる』の小説を妹に読んでもらっていた時、弟もその横にいて、原稿を見て一言こう言いました。
「アンジールとセフィロスが10年来の付き合いっておかしくないか?」と。
私の小説の中では、彼ら10年程前からのお友達なものですから(あくまで親友でないところがポイントですよ)。
まあ、階級的に彼らが対等になったのって、それから随分後だと思うのですが、きっとあのジェネシスが彼らを結び付けて、随分早くから交流はあったと思うんです。
彼、実家が裕福で甘やかされて育ったらしく、プライドは高いわ、制止を振り切って我を通そうとするわとやりたい放題の人なので、きっとその辺を歩いていたセフィロスを捕まえて、『CRISIS CORE』みたいな調子でいきなり喧嘩を売ったのではないかと(笑)。
いくら相手が英雄なんて言われている人でも、年齢が近ければ割と気安く話し掛けられるでしょうし、ジェネシスの性格なら相手がどれだけ格上でも物怖じせずにいきなりタメ口で話し掛けそうです。
クールな反面好戦的なセフィロスが売られた喧嘩をお買い上げして、戦闘開始という時にアンジールがすかさず止めに入るという様が目に浮かびますね(笑)。
実際には違う出会い方をしていたのかも知れませんが、ジェネシスがセフィロスに喧嘩を売って、セフィロスが受けて立ち、アンジールに止められるというやりとりはずっと続いていた気がします。
ちなみに、『CRISIS CORE -FINAL FANTASY Ⅶ-ULTIMANIA』によれば、彼らの年齢は揃って25歳前後。
ジェネシスとセフィロスに一言言ってあげたいです。
少しは大人になれ!
私がどうにもジェネシスを書く気になれないのって、セフィロスとキャラが被ってるのも一因だと思います。
でも決定的に書く気が失せたのは、『ULTIMANIA』のジェネシスに関する記述ですね。
「ジェネシスはザックスに倒されることで、ソルジャーの誇りを取り戻し、セフィロス、アンジール亡きいま、遺された自分が世界を守らなければならない、と決意します。こうして、世界をおびやかす危機が訪れる日に備えるため、ジェネシスはみずからの意志で自身を水牢に封印しました(原文まま)。」
……すみません、全く意味がわからないんですが、ザックスに倒されることで蘇るソルジャーの誇りって何ですか?
大体、ジェネシスってアンジールの顔面に魔法をお見舞いするわ、セフィロスと戦ってる最中には「こいつは明らかにセフィロスを殺そうとしてるな」としか思えない表情で魔法を発動させようとするわで、そこまで二人を大事に思ってた気がしないんですけど(笑)。
アンジールはそんなひどいことされても怒りもせず、ジェネシスが怪我した時にはとても心配そうな顔をしていたのに。
アンジールとジェネシスは幼馴染みだそうですが、アンジールの友情はどう考えても一方通行としか思えません(笑)。
世界を守るために眠りに就いた割には、『FFⅦ』本編でセフィロスが世界を滅ぼそうとした時に起きてきませんでしたしね(笑)。
一体何がしたいんでしょうか、彼は。
叙事詩『LOVELESS』の引用ばかりで、あまり自分の言葉で語ってくれない人なので、彼の真意は余計に謎です。
しかも引用するところはいつもほとんど同じですし、その時々の心情を的確に表しているとも思い難いのですが。
って言うか、そんなに『LOVELESS』が好きなら、ソルジャーなんかにならず、文学者にでもなれば良かったと思うんですけど、ジェネシスってよっぽど英雄になりたかったんですね。
ジェネシスは英雄の名声が欲しかった訳ですが、英雄であるセフィロスが欲しかったのはお母さんでした。
二人共ない物ねだりですね。
みんなただ幸せになりたかっただけなのに、他にどうしようもないから傷付け合って、殺し合って、『FFⅦ』という物語ではたくさんの人が死にました。
『FFⅦ』はとても悲しい物語ですが、だからこそ私は物語やそこに生きる人々を愛しく思えるのでしょう。
小説にしろ漫画にしろ、これからもゆっくりと彼らの物語を紡いで行けたらと思います。
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