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「無限拳」と書いて、「無限パンチ」と読む

何年か前に深夜に放送されていたアニメ・『創聖のアクエリオン』。

一話だけ見てあまりの意味不明さにそれ以降一度も見ることはなかったのですが(合体して「気持ちいい」ってどうなんでしょう?(笑))、今年になって劇場用アニメーションやパチンコが製作されて驚いたものです。
劇場用アニメーションはともかく、パチンコの方は「一万年と二千年前から愛してる」というインパクトのある歌詞で、恐らくはパチンコ本体よりも話題になったであろう「創聖のアクエリオン」の歌をBGMに、かなり長い間CMが流れているので、ご存知の方も多いかと思います。

そのCMのヴァージョンの一つに、画面に「無限拳」という文字が出た後、「無限パーンチ!」という声と共に巨大ロボットから伸びた腕が月目掛けて飛んでいく(笑)というものがあるのですが、その技は原作にもちゃんとあってYahooさんの動画で見られると、昨日弟が教えてくれました。

ちょっと見てみたくなったので、早速インターネットで検索。

1~6話が現在無料で公開中なのですが、何話目で出るのかわからなかったので片っ端から見てみたところ、第6話目でやっと見られましたね。

「Sevens Party 2」用の原稿を書きながらBGMにしていたので、正確には聞いていた訳ですが、例の面白おかしい技だけはちゃんと見ました。

画面に「無限拳」という文字が出るのはてっきりパチンコのCMだけの仕様かと思っていたんですけれど、原作でもしっかり文字が出ていたのには驚きました(笑)。

至って大真面目に馬鹿みたいな言動をする人達にもかなり驚きましたけど(笑)。

その後は「創聖のアクエリオン」の歌を口ずさみながら(随分前から我が家で流行っているんです。一度聞いたら忘れられない歌ですよね(笑))原稿を書き続け、日付が今日に変わる頃には第一稿が終わりました。

「一万年と二千年前から愛してる 八千年過ぎた頃からもっと恋しくなった」なんていうような壮大なラブストーリーでは全くないですが(笑)、「答えの潜む琥珀の太陽 出会わなければ殺戮の天使でいられた」というところは今回のセフィロスっぽい気がしないでもないです。

セフィロスと言えば、彼が戦う時に必ずと言っていい程流れる「片翼の天使」がお馴染みですが(『CRISIS CORE』のジェネシスと戦うムービーでは、途中までは別の曲が流れていたのに、彼が本領を発揮し始めた途端に曲が「片翼の天使」に変わるくらいです(笑))、あの曲を聞いていると文字通り人間をやめてしまったセフィロスばかりが頭に浮かんできてしまい、どうにも人間らしくない人間になってしまいそうだったので、敢えて聞きませんでした。

まあ、『ADVENT CHILDREN』のクラウドとセフィロスが戦うシーンを延々とBGMにしていたりしたので、台詞やら効果音やらと一緒にアレンジヴァージョンの「再臨:片翼の天使」は聞いていた訳ですが。

ちゃんと人間らしく、20代半ばの男性らしく書けているといいのですが、現在妹に下読みをしてもらっている最中なのでその辺はまだよくわかりません。

ですが、とりあえず一次創作より文章が小説しているとは思いますね。

二次創作のキャラクターは書く段階で私のキャラクターになる訳ですが、私が1から10まで作って何でも知っている訳ではないので、モノローグを書く時に断定的な書き方を避ける傾向にあるんです。

一次創作では全くその逆なので、ついつい書かなくてもいいことまで書き過ぎてしまったり、言い切り的なモノローグになってしまうんですが(苦笑)。

一度変な癖が付くと、なかなか抜けてくれなくて困ります。

さて、今回のお話はお色気あり、バトルあり、友情ありと、なかなか盛りだくさんの内容となりました。

前回夏コミ新刊に収録した漫画でシャワーシーンを披露したセフィロスは、今回小説の方でシャワーを浴びています。

あれが書きたかったんですよね。

『CRISIS CORE』で明らかになった、

シャワーの度にシャンプーとリンスを丸ごと1本使い切るセフィロスが!

という訳で書きました(笑)。

流石に全部書くと長すぎなので、実際には2回目のシャンプーくらいまでしか書けなかったのですが、書けて良かったです。

他にも『CRISIS CORE』で行われていたやりとりなどを、少し手を加えて物語に組み込んでみました。

原作を大きく無視した前回の本とはえらい違いです(笑)。

18歳未満お断りな内容でもありませんしね。

そうそう、今回の話のメインはセフィロスとザックスだったのですが、ザックスの兄貴分であるアンジールが意外と出張りました。

この人がいなかったらこの話はなかったし、エンディングも大きく変わっていただろうという健闘ぶりです。

その一方、アンジールと同じくセフィロスの親友という設定のジェネシスは、不憫なことに全く出番がありません(笑)。

あの人言動があまりにも滅茶苦茶で、どういう人なのか、何がしたいのかかがよくわからないんですよねえ。

だからどうしても書く気になれないんです。

出番がない人のことに触れても蛇足になるだけだと思ったので、作中には「ジェネシス」という言葉さえ出て来ないという有様。

まるで存在していない人のような扱われ方です。

ジェネシスファンの方、ごめんなさい(ぺこり)。

ちなみに今回、私の一番のお気に入りであるクラウドも出番なしです。

登場させられないこともなかったとは思いますが、出しても物語のバランスを崩すだけだと判断したので、今回はお休みさせました。

メインキャラを二人に絞っても400字詰め原稿用紙換算48枚の物語になってしまったので、これ以上長くするのもなあと思ったことも理由の一つではありますが。

できればもう少しコンパクトな話にしたかったのですが、私はあまり短い話を書くのが得意ではない人なので、どうしてもこれくらいの枚数になってしまうようですね。

完成まではもう少し掛かりそうですが、何とか頑張って少しでもいいものに仕上げたいと思います。







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