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腐女子の定義とは

こんにちは、佳景です。

今書いている小説に腐女子(ざっくり言うと、男性同士の恋愛が好きな女性のことです)の人を出すことにしたので、参考にしようと先日『ねほりんぱほりん』いうテレビ番組の「腐女子」回を見てみたら、いろいろ衝撃を受けました。

『ねほりんぱほりん』はホストのお二人がモグラのぬいぐるみに、顔出しNGのゲストさんはブタのぬいぐるみに扮して行われるシュールなトークショーなのですが、毎回「ホストにはまってる人」だの「トップオタ」だのといった、独特のゲストさんで面白いです。

そんな『ねほりんぱほりん』の「腐女子」回ですが、何だか地球人と異星人との交流を見るようでしたね(笑)。

私はBL作品でも嫌悪感なく読める人なので、自分では腐女子の端くれのつもりだったのですが、ゲストの腐女子の皆さんに何一つ共感できなかった時点で、「私は別に腐女子じゃないんだな」と悟りました。

「BL作品を読める=腐女子」という図式は、必ずしも成立しないんですね。

そもそも私って、「男の恋愛」より「男の熱い友情」の方が好きな人ですし。

かと言って「男女の恋愛」が好きかと言うと、「面白ければ見るけど、取り立てて好きなジャンルじゃない」という人なので、異性同性を問わず恋愛物自体にそれ程関心がない訳なのですが。

ゲストの腐女子さんの一人が「少女漫画は綺麗に描いてあるけど、実際の男女の恋愛はあんなに綺麗じゃないから入り込めない」というようなお話をされていましたが、恐らく男性同士の恋愛もBL漫画程綺麗でないのにBL漫画を楽しんで読めるのは、女性にとって完全にファンタジーの世界だからなのでしょうね。

BL系はパターンやキャラが似通っている作品が多い上に、しっかりとした独自のテーマがあるような味わい深い作品が少なく、いろいろつまみ食いをした挙句に割とあっさり飽きてしまって、その手の作品はほとんど読まなくなってしまったのですが、私はファンタジーが好きでファンタジー作品ばかり書いていたりするような人ですから、腐女子の人がファンタジーに惹かれるのもわかるような気はします。

会社の嫌な上司すら「どうせ彼氏と二人っきりの時には全然違うキャラなんだろ!」と思えば許せるとか、企業提携ですらBL妄想して萌えるとか、思考回路が突き抜け過ぎていて、そこまで行くと私にはもう訳が分かりませんが(笑)。

漠然と「腐女子の人の発想ってこういう感じかなあ」というイメージはありましたが、よくよく話を聞いてみると想像以上にいろいろ凄かったので、とても参考になりました。

NHKの方、ホストさん方、ゲストの皆さん、どうもありがとうございました!