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VRで狂言鑑賞してみました

先日、狂言師の野村萬斎さんの舞台をVRで鑑賞してみました。

以前何度か野村さんの舞台を観に行ったことがあったものの、一時期首都圏から離れてしまったり、コロナが広まったりで、しばらく観に行けていなかったのですが、オンラインで観られるとあって、早速チケットをゲットした次第です。

演目は「唐人相撲」と「素袍落(すおうおとし)」で、「唐人相撲」は以前野村さんのDVDで拝見したことがありましたが、「素袍落」は観たことがなかったので、観られて良かったですね。

狂言は舞やバク転などがある演目もあるものの、基本的にはあまり激しく動いたりしないイメージですが、「唐人相撲」ではアクロバティックな技が見られるところが面白いです。

「素袍落」は伊勢参りに行こうと思い立った主人によって、伯父の元へと使いに出された太郎冠者がお酒を振る舞われて酔っ払うという、スタンダードな狂言といった感じでした。

狂言を観たことがない方が「唐人相撲」だけ観ると、「狂言って、こんなアクロバティックな技がある演目が普通なのか!」と勘違いされそうですが、セットの演目が「素袍落」であることで、勘違い防止になっている気がします。


VRということで、360度好きな角度から観られるというのがウリだったのですが、如何せん私はすぐに画面に酔ってしまうので、ほんの少しカメラを動かしただけで気持ちが悪くなってきてしまい、VRを十二分に堪能できなかったのが少し残念でした。

乗り物には割と強いのですが、自分が動かずにカメラだけ動かれると、どうしても酔ってしまうので……。

でもカメラに酔わない方なら私以上に楽しめると思いますし、視聴チケットは12月25日まで販売されるそうですから(特典映像も見られますよ)、ご興味のある方は是非ご覧になってみて下さい。
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