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面白いって何だろう

現在『SHIROBAKO』というアニメ業界に関わる人々を描いたアニメが放送中なのですが、とても面白いですね。

自分が普段見ているアニメがどんな風に作られているのかがわかって、凄く興味深いです。
アニメ制作は大変だと聞いたことがありますが、このアニメを見て想像以上に大変なんだなあということがよくわかりました。

多くの人々が携わって作品を作り上げていく中で、どうしても予定に遅れが出てしまうため、間に合わせるために死に物狂いになる様はなかなか壮絶です。

アニメですから実際よりも随分マシに描かれているのでしょうが、それでもスタッフさんが碌に睡眠を取れていなかったり、家にすら帰れなかったりで、本当にいつ死人が出てもおかしくなさそうな感じですし(怖)。

そんな過酷な労働環境でも自分の仕事に誇りを持って仕事をしている人達の芯の通った格好良さだとか、頑固さだとか、葛藤だとかがとにかく素敵ですし、新人さん達が理想に近付こうと必死にもがいている様にも好感が持てますね。

特に最終話のストーリーが決まらずに、「面白いって何だろう」と悩む監督さんには親近感が湧きました。

私も一応小説を書いているので、同じように悩んだことがあるのですが、考えれば考える程わからなくなって、結局今だによくわかっていません(笑)。

予想外の展開が起こることが面白いということなのかなという気はしますが、あまりそういうことがない王道パターンのストーリーでも面白い物は面白いですしね。

とりあえず「面白いかどうかは読む人が決めることで、私はただできるだけ話がドラマチックになるように心掛ければいいんじゃないか」と開き直って書くようにしているのですが、そうして書いた作品が新人賞の3次選考まで行ったりしたので、案外面白さにこだわらない方がいいのかも知れません。

まあ、結局落選しているので、要するに面白くないということなのでしょうが、そんなに面白くはなくても、せめてテーマをちゃんと書き切ったいい話が書きたいなと思う今日この頃なのでした。




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