素晴らしきツンデレ
執筆の時、よくアマゾンプライムさんでアニメやら海外ドラマやらを流してBGM代わりにしているのですが、最近何となく見た『Good Omens』という海外ドラマはとても良かったですね(以下ネタバレがありますので、ご注意下さい)。
天使と悪魔がハルマゲドンに備える中、アジラフェルさんという天使とクロウリーさんという悪魔がそれぞれの陣営を裏切って、世界の滅亡を防ごうとするというファンタジー作品なのですが、クロウリーさんのツンデレっぷりが素敵でした。
クロウリーさんは悪魔なので、「俺は悪い奴なんだぞ!」とよく主張しているのですが、アジラフェルさんがピンチの時には、灼熱の砂浜を歩くような思いをしてまで教会の中へ入って来て助けてくれたりして、「悪ぶってるけど、根はいい人」感を全く隠せていません(笑)。
そして、諸事情あってアジラフェルさんが肉体を失ったことを知った時、クロウリーさんが「誰が俺の親友を殺したんだ!」とブチ切れるシーンでは、「この人、何だかんだ言って、アジラフェルさんのこと親友だと思ってたんだな! 大好きじゃん!」とわかって、思わずにやにやしてしまいました。
素晴らしいツンデレをありがとうございます!
「いかにして世界を滅亡から救うか」というスケールの大きい物語なので、ともすれば「荒唐無稽過ぎる」と思ってしまって気持ちが乗り切れなくなりそうですが、しっかりキャラの立った登場人物が、それぞれの能力や役割を活かして、世界の危機に立ち向かうという熱い展開で良かったです。
アジラフェルさん達が最大のピンチを回避できた理由もきちんと伏線が張られていたので、「そういうことだったのか! 上手いな!」ととても感心しました。
キリスト教や歴史の小ネタもちょいちょいあって、知識があればより楽しめる感じなところも良かったですね。
有難いことに、ドラマはシーズン2の製作が決定しているそうなので、楽しみに待たせて頂こうと思います。
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