忍者ブログ

男でも女でも、戦う人はかっこいいと思います

読もう読もうと思いながらずるずると読まなかった奈須きのこさんの『空の境界』を、劇場版の公開が決定したのを機に読みました。

特にお気に入りキャラはいませんでしたが、なかなか面白かったので、『Fate/stay night』にも手を出してみた私。

『Fate/stay night』は男性向けの18禁PCゲームで、奈須きのこさんがシナリオライターとして加わっているTYPE-MOONさんという同人サークルさんの初の商業化作品だそうです。

アニメや漫画といったメディア展開もされている人気作品で、私はアニメ(既に放送は終了していて、DVDが1~8巻まで出ています)を見ました。
何でも望みを叶えてくれる聖杯を巡って、7人の魔術師とその魔術師が召喚したサーヴァントと呼ばれる死した英雄の霊や魔女の霊がバトルロイヤルを繰り広げるというのが物語の概要ですが、展開が読めなくて面白かったです。

PCゲームというのは分岐によるマルチエンディング形式というのが一般的なようですが、『Fate/stay night』もその例に漏れずエンディングが無数に存在し、アニメはメインエンディングに他ルートの要素を盛り込んだストーリーらしいですね。

個人的には『空の境界』よりも『Fate/stay night』の方が好きです。

お気に入りのキャラクターもできましたしね。

主人公の衛宮士郎(えみやしろう)君に召喚されたセイバーちゃんが、女の子では一番好きです。

ちなみにセイバーというのは彼女の名前ではなく、英霊としてのクラスで剣士を意味します。

彼女の本当の名前はアルトリアと言い、かのアーサー王として戦った英雄です(てっきりセイバーちゃんはジャンヌダルクだと思っていたので、かなりびっくりしました)。

セイバーのクラスとして召喚されるのは、最優のサーヴァントと言われるとりわけ優秀な英霊で、強く美しい彼女にめろっとしてます。

自分の信念を貫き通そうとする強さもとてもいいですね。

強い女の子って大好きです。

でも一番好きなのは、佐々木小次郎だったりするんですけれど(笑)。

ちなみに小次郎はアサシン(暗殺者)のクラスで召喚されました。

日本人なら大抵誰もが知っているであろう剣豪を名乗る彼ですが、佐々木小次郎は謎多き人物であるためか、作中には「佐々木小次郎」という架空の人物の名を与えられた無名の剣士の亡霊として登場します。

武器は勿論備中青江、俗に言う「物干し竿」です(でもFFⅦでセフィロスが振り回している正宗の方が、よっぽど長くて物干し竿らしいと思うのは私だけでしょうか(笑))。

和服に日本刀でいかにも侍といった出で立ちの彼は、とても端正な顔立ちで、しかも見るからにクールでストイック。

一目見た瞬間に、「かっこいい!」と思いました(笑)。

しかも声が三木眞一郎さん(『ポケットモンスター』コジロウ役など)とあっては、余計にお気に入りになってしまいます。

まあまあ強かったですしね。

でも出番が少なくて、そこがちょっと悲しかったです(涙)。

ちなみにファンの間で一番人気のある女性キャラはセイバーちゃんで、一番人気のある男性キャラはアーチャー(弓兵)だそうです(ちなみに人気投票で総合1位はセイバーちゃんとのこと)。

アーチャーは、男性キャラの中で二番目に好きですね。

彼はとてもキザな感じの人で、初めはあまり好きではなかったのですが、戦っている姿があまりにかっこ良かったので、あのシーン以降かなり株が上がりました。

もう呪文を詠唱してるだけでかっこいいです。

と、こんな感じでキャラに萌ゆ萌ゆしながら見るだけでも楽しいですが、「バーサーカー(狂戦士)戦で一回の攻撃で七回も殺すっておかしくない? どんなに凄い一撃でもそれは一つの命しか奪えないだろう」とツッコミ入れたり、「魔術師の体の中にある魔術回路って、先天性のものなのかな」とか明示されない設定を想像しながら見るのも面白いですよ(笑)。

『Fate/stay night』から10年前の戦いを描いた『Fate/Zero』という小説が現在3巻まで刊行されているので、近々そちらも読んでみようと思います。







PR