少女漫画は嫌いじゃないが
絵が綺麗で目に楽しいですし、テーマがしっかりしていて読み応えがあるところがいいですね。
少女漫画ではお約束のライバルキャラですが、ヒロインがいじめられる展開にどうしてもイライラしてしまって、どんなに面白いと思ってもちょっとでもそういうシーンがあると読む気が失せてしまうんですよね。
小中学生の時は『りぼん』『なかよし』系少女漫画を随分読んだので、このパターンにはかなり食傷を起こしている私です。
『君に届け』とかアニメは結構面白く見られたのですが、ヒロインがライバルキャラのせいで孤立させられるシーンがあったせいで、どうしても原作に手を出す気にはなれませんでしたし。
その点、種村さんの漫画は昔からヒロインのライバルキャラがほとんど出ませんし、出て来てもあっさり退場パターンなので、私にはとても読み易いんです。
種村さんの漫画を読んでいると、別にライバルキャラがいなくてもちゃんと恋愛は面白く描けるんだから、少女漫画はいい加減ヒロインがライバルキャラにいじめられるパターンから脱却してもいいんじゃなかろうかと思うのですが、最早鉄板になっているところを見ると、やっぱり私が少数派なんですかね。
お互いを大事に思っているのになかなか上手く噛み合わない、少女漫画的な関係というのは嫌いではないと言うか寧ろ好きですし、小説に書いたりもしてますから、基本的に少女漫画って嫌いではないのですが、あのヒロインいじめパターンに遭遇するかも知れないことと、恋愛物があまり好きではないことも手伝って、手に取ることがあまりありません。
年齢的に少女漫画のターゲット層からずれているので、この年でも面白く読めるものがあまりないですし。
少女漫画より少年漫画の恋愛の方が嫌いなパターンを見ずに済みますし、女の子が可愛いと思えるので、少年漫画の方がいいなと思ってしまう私には、やはり少女向けライトノベル書きは無理なのかも知れません。
バトルとか好きですしね。
なかなかテンションの上がるようなバトルは書けないですが、いつか賀東招二さんの『フルメタルパニック』みたいな面白いバトルを書いてみたいです。
最終巻でロボットに乗った主人公が敵に向かって飛んでいくシーン、戦場の描写の合間に敵までの距離が淡々と書かれていくのですが、自分も一緒に敵との距離を詰めて行くような感覚になって最高でした。
完結してから年単位の時間が経っている作品ですが、バトルの面白さだけでなく、キャラも魅力的ですし、主人公の成長もしっかりと書かれていて、私にとっては今でも一番面白いライトノベルです。
しかし、「一番面白いライトノベル」に巨大ロボット物を挙げる辺り、やっぱりどう考えても感性が男性寄りな気が(笑)。
という訳で、今度男性向けレーベルに投稿してみるつもりですが、どうなるりますかね。
今引っ越しでバタバタしていて執筆の時間が全く取れていないのですが、とにかくちょっとでもいい結果が出るようにベストを尽くそうと思います。
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