多分それは原点だった
もう今年も終わりですね。
今年も様々な著名人の方がこの世の去られましたが、個人的に一番衝撃だったのは福永令三さんの死でした。
小学校時代には青い鳥文庫の『クレヨン王国』シリーズを当時の最新刊まで全部読破したりしていたので。
シリーズとは言っても大抵1巻完結で、『クレヨン王国』のクレヨンやそこの住人達が登場するというお約束があるだけでして、基本的には毎回主人公が違うんですけどね。
忘れてしまったストーリーも多いですが、どの物語も世界観が共通していて、Aという物語のキャラクターがBという物語に登場していたりするのが印象に残っています。
私は別作品と世界観がリンクしている物語が好きだったりしますし、自分でもそういう物語を書いていたりもしますが、その原点は『クレヨン王国』にあるのではないかと最近思いました。
今までは特に意識したことがなかったのですが、福永さんの訃報を聞いてあれこれ思い出している内に、実はそうだったのかなと。
読んだ本って、思った以上に自分の中に残っているものなのかも知れません。
遅くとも中学生の時には『クレヨン王国』を卒業してしまったのですが、子供の時に慣れ親しんだシリーズの続編がもう絶対出ない日が来るというのはやはりショックでした。
福永さんのご冥福を心よりお祈り致します。
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